最近では海外からの輸入品より、安心で安全な国産のレモンの人気が高まっていると聞きました。
そこで新しくレモンの栽培に挑戦してみたいと思い、新規就農へ向けて色々と情報を集めています。
しかし、身近にレモン栽培をしている方がおらず、レモンに関しての知識が少ないため困っています。
具体的にレモン栽培に適した条件やどのような栽培管理をするのかなど教えてください。
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前田隆昭
南九州大学 環境園芸学部 環境園芸学科 教授
レモンは温暖な環境で適切な栽培管理をしながら育てます
レモン栽培に適した条件
レモンはインド東部の温暖な地域が原産で、現在ではインドをはじめとしてメキシコや中国、アルゼンチンなどで栽培されています。
柑橘類の中では寒さに弱い果物の一つです。
気候
レモン栽培には、温暖で風が穏やかな気候が最適です。
レモンは、マイナス3-4度を下回る気温に長時間さらされると枯れて死んでしまうことがあります。
また、風の強い地域や湿度が高い圃場は、強風でレモンの果実や葉が傷んだり、かいよう病や灰色かび病といった病害が蔓延する可能性もあります。
そのため、温暖で、強風にさらされにくい環境で栽培しましょう。
レモンを日本で栽培できる地域や寒さ対策についてはこちらをご覧ください
「レモン栽培に適した気候について知りたいです」
「レモンの栽培条件について教えてください」
「レモンが栽培できる地域はどこまでなのか(北限)が知りたい」
「レモン栽培を寒冷地で行うことは可能ですか?」
日当たり
レモンは、やや乾燥した日当たりの良い環境を好みます。
1年を通して毎日6〜8時間以上の日照時間がある圃場が最適です。
日当たりが悪い環境で育てると、落花や落果を引き起こして収穫量の減少につながるので、栽培環境の選定は慎重におこないましょう。
一方で、施設栽培では強すぎる直射日光で「葉焼け」を引き起こす場合もあります。特に夏場は、遮光をするなど対策をしましょう。
レモンの栽培時期や日当たりについてはこちらをご覧ください
「レモンの栽培時期について知りたい」
「レモンの施設栽培における日当たりはどう管理すべき?」
レモンの苗と品種
苗の選び方と育苗
レモン栽培は、苗木を購入して栽培を始めます。その際には、枝の伸びに勢いがあるものや葉の色が艶やかで濃いものを選ぶと良いでしょう。
また、苗木を育てる場合には、以下の注意点に気をつけながら育苗する場所を選ぶのがおすすめです。
・風が直接当たらない
・冷たい空気が溜まらない
・土層が深く、有機物の含有量が多い
特に、苗木は成木に比べて寒さに弱いので、防寒対策をしっかりとおこないましょう。
レモンの苗の作苗方法についてはこちらをご覧ください
「レモンを苗から育てる方法について知りたい」
レモンの品種
レモン栽培をおこなう上では品種の選定も大切なポイントの一つです。
一般的にレモンは寒さに弱い果樹ですが、耐寒性を備えた「リスボン」といった品種もあります。
また、耐病性を持った品種や見た目に個性のある品種など、レモンには多くの品種が存在します。
レモンを栽培する環境に合わせたり、販売先が求める特徴に合わせたりしながらレモンの品種選定を行いましょう。
品種を選ぶ際に見るべきポイントやおすすめの品種についてはこちらをご覧ください
「レモンの栽培を考えていますが、品種について特徴を教えてください」
レモン栽培の土づくり
レモン栽培には、水持ちと肥料持ちがよい土壌が適しています。
レモンの木は樹勢が強く大木になりやすいため、土壌のpF値(土壌の保水性を表す値)がpF2程度の水分や肥料を保ち、レモンの木が順調に育つ環境が求められます。
水持ち・肥料持ちのよい土壌にするためには、レモンの木1本に対して毎年堆肥を10キログラム施用します。また、苦土石灰をphが5.5〜6.5程度を保つ程度になるよう、土づくりします。
レモン栽培の場合、土壌のphを1上げるためには、1平方メートルあたり苦土石灰を200g(一握り)程度を与えるのが適量となります。
土壌環境を改善することで、レモンの木をしっかりと成長させることができます。
土壌づくりや適した土壌についてはこちらをご覧ください
「レモンを栽培する際の肥料や施肥のタイミングについて詳しく教えて」
「レモンを栽培する時の土作りについて知りたい」
「レモン栽培に向いた土地や土壌づくりの知識が浅くて困っています」
レモンの栽培管理
植え付け
レモンの苗木の植え付けは、株間を5〜7メートル間隔で植えることがおすすめです。
レモンの木は大きく育ちますし、栽培管理をしていく中で草刈りが欠かせません。そのため、草刈り機が導入しやすいような株間で植え付けると、作業効率がよくなります。
また植え付け時には、レモンの根を傷つけないように植えて、水やりをたっぷりと与えましょう。
株間を広くするメリット、デメリット、植え付けの詳しい手順はこちらをご覧ください
「レモン栽培で株間はどれくらい空けるべき?」
水やり
レモンの生育には水が欠かせないため、土が乾いたら水やりをするようにしましょう。ただし、レモンはやや乾燥した環境を好む果実なので、常に土が湿っている状態は避けなければなりません。
加湿は根腐れの原因にもなりますので、水やりをするのは土が乾いてからという目安を忘れないようにしましょう。
特に、夏場は気温が高く蒸散量も多いため、土が乾燥しやすくなります。そのため、レモンの木や土壌の状態を観察して適切に水やりを行います。
水を与える目安やポイントについてはこちらをご覧ください
「レモン栽培の水管理について知りたい」
追肥
レモンは肥料要求量が多く、他の果樹に比べてたくさんの肥料を必要とします。そのため、レモン栽培では年に5回程度の追肥をします。
追肥を与える時期は、3月、5月、7月、9月、10~11月頃が目安です。
上記のように、収穫までの間に肥料が切れないように定期的に追肥をおこなっていきます。
追肥をする際に注意すべきことは、肥料のやりすぎです。
一度にたくさんの肥料を与えてしまうと、レモンの葉が萎れるなどの悪影響があるので、追肥はこまめに適量でおこなうのがポイントです。
また肥料を与える範囲についても注意が必要です。
枝が広がっている範囲までレモンの樹は地中で根が伸びていることから、肥料はレモンの樹の幹の部分にだけ与えればよいわけではなく、枝が広がっている範囲まで与えましょう。
追肥や施肥スケジュールについてはこちらをご覧ください
「レモン栽培における追肥のやり方を知りたい」
レモン栽培での病害虫対策
レモン栽培では、害虫や病気を防ぐために農薬で防除をする必要があります。
レモンに多い害虫では、カイガラムシやダニ類などが挙げられます。これらの害虫を防除するためには、害虫が発生しやすい時期に殺虫剤を散布することがおすすめです。
また、レモンに多い病害では、かいよう病やそうか病があります。こまめな防除とともに、予防として農薬を散布しましょう。
注意すべき害虫や農薬についてはこちらをご覧ください
「レモン栽培で発生する害虫について知りたい」
「レモン栽培で使う農薬の種類や特徴は?」
レモンの収穫
レモンは、9月頃に収穫ができる大きさまで生長します。その後、2月頃まで収穫時期が続きます。
しかし、ハウス栽培ではハウス内を加温することで収穫時期を早めたり、年明け以降の寒い時期に収穫するなど、収穫時期を調整することも可能です。
レモンを収穫する際の目安は、大きさや色で判断します。
品種により判断基準は異なりますが、実の直径が6センチ前後であることや色味が全体的に黄色くなっていることなどを参考にしましょう。
収穫適期がすぎたレモンは品質が落ちてしまうので、収穫のタイミングを逃さないようにすることが大切です。
レモンの収穫時期についてはこちらをご覧ください
「レモンの収穫時期はいつ頃になりますか?」
レモンに適した環境と栽培管理を理解してレモン栽培を始めてみよう
レモンは、冬の寒さや強風を避けられる環境で栽培することが重要です。
また、レモンを栽培する前に、その土地に合ったレモンの品種を選んだり、レモンが育ちやすい土壌を整えてあげましょう。
栽培においては、水・肥料ともに過不足なく与え、レモンの木の状態をこまめに観察して生長させることができれば、順調に収穫することができます。
レモンの栽培について知識を深めて、新たにレモン栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
このお悩みの監修者
前田隆昭
南九州大学 環境園芸学部 環境園芸学科 教授
琉球大学農学部を卒業後、和歌山県庁に入庁して農業改良普及所の技師や、果樹試験場の研究員などを歴任し、2009年退職。同年、農業生産法人「有限会社神内ファーム21」に入社し、南方系果樹の研究を経て、2015年から南九州大学環境園芸部果樹園芸学研究室の講師に。2021年同大学・短期大学の学長に。2022年5月、学長退任後も教授として引き続き学生を指導する。