少量多品目で野菜を栽培している農家です。トマトやナス、ネギなどを育てていますが、最近、近所のトマト農家さんが萎凋病の被害にあってしまったそうです。
私はまだ就農して数年なので、病害で大きな被害を出したことはありませんが、明日は我が身だと思い、対策を考えています。
萎凋病の対策方法について知識がないのですが、どのような作物が被害にあうのかもわかっていません。
被害にあいやすい作物や、萎凋病の特徴、原因について具体的に教えていただけないでしょうか。
少量多品目で野菜を栽培している農家です。トマトやナス、ネギなどを育てていますが、最近、近所のトマト農家さんが萎凋病の被害にあってしまったそうです。
私はまだ就農して数年なので、病害で大きな被害を出したことはありませんが、明日は我が身だと思い、対策を考えています。
萎凋病の対策方法について知識がないのですが、どのような作物が被害にあうのかもわかっていません。
被害にあいやすい作物や、萎凋病の特徴、原因について具体的に教えていただけないでしょうか。
会員登録と⼀緒に公式LINEに登録すると便利です。
業界ニュースやイベント情報などが届きます。
農業や漁業に関する悩みや疑問や不安、
悩みごとについておよせください。
いただいた投稿から選考した相談内容について、
編集部や専⾨家がお答えします。
\1分で簡単会員登録/
相談内容を投稿する頂いたご意⾒やご要望などをサイトの品質や機能向上のために役⽴たせて頂きます。
※匿名のフォームになっておりますので、返信はでき兼ねます。
会員登録すると人材募集の申し込みができます。
人手不足に悩んでいる農家・漁師様に人材支援を行なっています。お気軽にご相談ください。
会員のみ相談を投稿できます
仕事に関する悩みや疑問や不安、悩みごとについておよせください。いただいた投稿から選考した相談内容について、編集部や専⾨家がお答えします。
※回答が掲載されるのは選考された投稿のみです#苔 #茶葉 #セイヨウアブラナ #イワシ #サケ #ズッキーニ #チューリップ #サニーレタス #タコ #わかめ #小松菜 #海苔 #玉ねぎ #キャベツ #エリンギ #カブ #ショウガ #大根 #サツマイモ #ソバ #サトウキビ #あわび #トマト #アサリ #にんじん #シークワーサー #レタス #きゅうり #ネギ #ごぼう #みょうが #白菜 #里芋 #菊 #ナス #ゴーヤ #ピーマン #ほうれん草 #チンゲン菜 #春菊 #アスパラガス #ニラ #にんにく #ミツバチ #ブロッコリー #肉豚 #らっきょう #採卵鶏 #水菜 #ブロイラー鶏 #かぼちゃ #空芯菜 #さやいんげん #シラス #イワナ #そら豆 #ヤマメ #ニジマス #さやえんどう #藻 #グリーンピース #大麦 #唐辛子 #カリフラワー #オクラ #ホップ #りんご #てんさい #梨 #ながいも #びわ #レンコン #みかん #スモモ #グレープフルーツ #レモン #金柑 #ライチ #ブリ #梅 #あんず #桃 #さくらんぼ #いちご #ヒラタケ #メロン #舞茸 #すいか #ぶどう #柿 #ハスカップ #キウイフルーツ #ラッカセイ #いちじく #ザクロ #オリーブ #ブルーベリー #パイナップル #フグ #バナナ #マンゴー #アボカド #小豆 #インゲン豆 #小麦 #ごま #米 #大豆 #とうもろこし #プルーン #タバコ #椿 #カーネーション #バラ #ユリ #デルフィニウム #トルコギキョウ #ヒノキ #スギ #ケヤキ #マツ #モミ #しいたけ #たけのこ #栗 #くるみ #肉用牛 #乳用牛 #羊 #馬 #養蚕 #カツオ #マグロ #サバ #サンマ #イカ #かに #鯛 #たら #タチウオ #ヒラメ #カレイ #アジ #ウナギ #ドジョウ #コイ #アユ #金魚 #エビ #スッポン #牡蠣 #ホタテ #マスカット #じゃがいも
#健康 #近所トラブル #獣害 #業者選び #商品選び #有機栽培 #ビニールハウス #定置網 #刺し網 #延縄 #底びき網 #巻き網 #一本釣り #働き方 #ネット販売 #直売所 #離島 #学校 #相続 #トラクター #休耕地 #出荷 #収穫 #無農薬 #雑草 #イノシシ対策 #シカ対策 #緑肥 #農福連携 #技能実習制度 #特定技能制度 #家族 #新型コロナ #融資 #人材 #法律 #マーケティング #スマート農業 #スマート漁業 #6次産業 #最新機器 #異常気象 #病害虫 #ドローン #流行 #防犯・盗難 #地域 #団体組織 #人間関係 #SDGs #魚食 #市場 #伝統漁法 #保険 #修理 #社会貢献
この続きをご利⽤いただくには
無料のユーザー登録が必要です
当サイトで禁⽌されているコメントや⾏為は、利⽤規約とコメントポリシーで規定されています。コメントポリシーに違反していると思う理由を選択し、問題点をお知らせください。
なお、特定のユーザーのコメントを閲覧したくない場合には、ユーザー単位で⾮表⽰に設定することが可能です。
※報告していただいた内容が、YUIME Japan以外の第三者に伝わることはありません。※いただいた報告は、専⾨チームが1件ずつ確認いたします。
李 哲揆
データサイエンティスト
萎凋病はカビが原因の土壌伝染性の病気で、さまざまな農作物に被害をもたらします
萎凋病にかかる農作物の種類
萎凋病は、トマト、タマネギ、ネギ類など、さまざまな農作物に被害をもたらす病気です。
感染が拡大すると最終的に株が枯れてしまい、その後の収穫や栽培に影響が出るリスクも高まります。
そうなる前に、早急な対策を施すことが重要です。
萎凋病の症状と原因
萎凋病
萎凋病の病原菌はFusarium oxysporumというカビです。
病原菌は胞子の形で土壌中に残り、傷ついた作物の根から感染します。また病原菌が作物の種子に付着すると種子伝染します。
また温度が25〜28℃になると発病しやすくなるので、夏場や乾燥しやすい晩春、初秋に発症しやすくなります。
土壌pHは酸性土壌で発病しやすく、中性~アルカリ側で発病しにくい傾向があります。一般には砂質土や赤土の土壌で発病が高くなります。
萎凋病の症状としては導管や茎の部分が褐色になり腐敗してスカスカになります。根本がダメージを受けるため、水分や栄養が行き届かず葉部分が大きく折れ曲がる、黄色く変色するなどの症状が出ていたら要注意です。
萎凋病にかかると作物の成長が大幅に遅れ、着果不良も起こり得ます。
萎凋病に似た名前の病気として根腐萎凋病や半身萎凋病があります。しかし、これらは萎凋病の種類というわけではなく、全く別の病気になるので、区別が必要になります。
作物ごとの原因と対策についてはこちらをご覧ください
「トマトが萎凋病に!原因と対策が知りたいです」
「トマト根腐萎凋病とは?症状や発生原因は?」
「いちごが萎凋病になってしまったかも!?原因や対策を教えてください」
「萎凋病にネギがかかってしまった!原因と対策を教えて」
「きゅうりが萎凋病にかかってしまった!原因と対策が知りたい」
「ほうれん草が萎凋病に感染した場合の症状や対策を知りたい」
「メロンが萎凋病になるとどのような症状が出ますか?」
「シクラメンが萎凋病に!花卉の場合どうすればいいですか?」
半身萎凋病
半身萎凋病は、ナスやピーマン、トウガラシなどのナス科の植物に多く発症します。ナス科以外でも、オクラやハクサイ、ダイコンなど、様々な作物で発病します。
半身萎凋病はVerticillium dahliaeというカビが病原菌となります。
こちらも主に土壌中から感染します。また菌核は土壌中で3年近く生存するしぶとい菌です。
したがって、一度発症した圃場では長期に渡って被害が及ぶ可能性が高いです。病原菌の生育適温は25〜30℃であり、アルカリ土壌で発生が多い傾向があります。
発症しやすい時期は、初夏や梅雨時期、初秋といった比較的低温の時期であり、高温時には発病が減少します。
ナスの半身萎凋病の場合、発病初期は葉や株の片側だけに変色や萎れるなどの症状が現れることが多いです。
日中、葉のふちが軽くめくれ上がるといった症状が出ることもあります。萎れが進むと最終的に株が茶色く変化し、枯死してしまいます。
半身萎凋病対策についてはこちらをご覧ください
「ナスが萎凋病になってしまった。どう対策すべきか教えて」
「ナスの半身萎凋病を予防したり対処する栽培方法を教えてください」
「ピーマンの半身萎凋病はどのような病気ですか?」
根腐萎凋病
根腐萎凋病はトマトやイチゴなどハウスで栽培する作物に発症します。
Fusarium oxysporumという萎凋病と同じカビが引き起こしますが、根腐萎凋病と萎凋病では細かく見れば種類が異なるため、その病徴も異なります。
発病しやすい地温は10〜20℃であるため、高温時に発症しやすい萎凋病とは対照的に、晩秋から春の比較的涼しい時期に発症します。また根が傷むと発病が助長されます。
根腐萎凋病にかかると、植物体が慢性的に萎凋症状を示し、最終的には枯死します。
また名前の通り、根の部分がひどく腐ってしまうことも大きな特徴です。細かい根が褐変腐敗したのち、最終的には根全体が腐って崩壊します。
萎凋病の疑いのある株は早めの除去を
萎凋病はカビ由来の伝染性の病気です。
土の中で気付かないうちに進行するため、病気にかかってしまった株は早めに除去し、他の健全な株に被害が拡がらないようにしましょう。
萎凋病を予防するには、連作を避ける、畑の水はけを良くするなど栽培に適した土壌を作ることが重要です。
萎凋病になった作物の対策方法についてはこちらをご覧ください
「農作物が萎凋病になってしまった。どう対策すればいいですか?」
「萎凋病にかかってしまった農作物。有効な農薬の種類は?」
このお悩みの監修者
李 哲揆
データサイエンティスト
名古屋大学大学院生命農学研究科にて博士(農学)を取得。東北大学、東京大学、理化学研究所などを経て、2018年からは東京農工大学生物応用システム科学府にて助教を務める。主な研究テーマは土壌微生物を用いた環境に優しい農法の開発。2021年4月から民間企業でデータサイエンティストとして働く。