昨年から、ほうれん草農家で働き始めました。
栽培の流れは理解し、今年から色々と作業を任したい、と言ってもらえたのですが、病害虫についてはまだまだ未経験なことが多く不安です。
中でも萎凋病という病気について調べています。
萎凋病に感染したほうれん草は、どのような初期症状が出るのでしょうか。
また、対策方法についても詳しく教えてほしいです。
昨年から、ほうれん草農家で働き始めました。
栽培の流れは理解し、今年から色々と作業を任したい、と言ってもらえたのですが、病害虫についてはまだまだ未経験なことが多く不安です。
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李 哲揆
データサイエンティスト
ほうれん草が萎凋病に感染すると枯死する恐れがあるので、土壌消毒など未然の対策が重要
ほうれん草が萎凋病になった時に出る症状
ホウレンソウ萎凋病は、土壌伝染性の病気で被害が拡大すると、収穫量が大きく減ってしまいます。
萎凋病は、生育初期~収穫期間近の株で発生する可能性があるため、注意して栽培しなければいけません。
したがって、初期症状を知り蔓延・予防に努めることは非常に大事です。
ほうれん草萎凋病の初期症状は以下の通りです。
・幼苗:子葉がしおれだし、やがて枯死する。
・草丈10cm程度の株:下葉から黄色く変色ししおれていきます。また、葉柄の地際部が茶色や黒く変色することもあります。さらに、根にも症状が現れ、主根と側根の先端には黒褐色や赤褐色の変色が見られます。
これらの症状が複数見られる場合には、萎凋病の可能性が高いです。発病した株の根は、白いカビに覆われているケースも多いです。
他の病害との症状の違い
ほうれん草栽培で注意すべき病害は、萎凋病だけではなく、株腐病や立ち枯れ病という病気もあります。
それぞれが似た症状になることから、判別が困難です。
しかし、対策をする際はそれぞれの病気の特徴を押さえておき、適切な対処や防除をする必要があります。
病害
発生時期
初期症状
進行症状
最終症
根
特徴
萎凋病
生育初期から収穫期まで
子葉や下葉の萎凋症状
葉脈間が黄色くなる
株全体が萎凋し枯死
黒褐色に変色し、内部の道管部も褐変
根に白いカビが見られることもある
株枯病
生育初期
根元周辺の組織が軟化し褐色に変色
地際部から茎が腐敗し倒伏
株全体が枯死
黒褐色に変色し腐敗
湿度が高い条件で発生しやすい
立ち枯れ病
生育初期から収穫期まで
茎の基部が水浸状になり褐色に変色
茎が腐敗し折れやすくなる
株全体が枯死
黒褐色に変色し腐敗
高温多湿の条件で発生しやすい
これらの病害診断は、病徴だけでなく、発生時期や生育環境なども考慮する必要があります。
確実な診断はお近くの試験場など、専門機関に相談してください。
ホウレンソウ萎凋病に感染する原因
ホウレンソウ萎凋病は、フザリウム(Fusarium oxysporum f. sp. Spinaciae)という土壌伝染性の糸状菌(カビ)の一種が原因菌となって発生します。
土壌中の病原菌がほうれん草の根などから侵入をし、導管を詰まらせることで症状を引き起こします。
フザリウムは、トマトやキャベツにも感染する菌ですが、ほうれん草に感染する菌とは別物で互いに感染することはありません。
ほうれん草の連作や、感染土壌が原因となり、土壌中から発生させるケースが多いです。
また、種子伝染によって萎凋病の菌が持ち込まれることもあります。
基本的な栽培方法や栽培特性についてはこちらをご覧ください
「ほうれん草の栽培の大まかな流れと、うまく育てるコツや注意点を教えてください」
発生しやすい条件
ホウレンソウ萎凋病の発生適温は25~28度の高温多湿環境とされています。
したがって初夏から秋にかけて感染する可能性が高いです。
また排水性の悪い土壌では病原菌が土壌中で長期間生存しやすくなります。
雨除け栽培や施設栽培で多く発生するので注意しましょう。
また連作も病気の大きな原因となります。
萎凋病の症状と原因についてはこちらをご覧ください
「萎凋病とは?原因や症状について詳しく知りたいです」
ほうれん草の萎凋病を予防する方法
ほうれん草が萎凋病に感染すると、感染後の治療が困難かつそのまま放置すると、圃場中に蔓延する恐れがあります。
未然に防ぐ対策を行っておきましょう。
予防法としては、以下のような方法があります。
・ほうれん草の連作は避ける
・種子感染を防ぐために、無病か消毒をした種子を使って栽培する
・抵抗性品種を用いる。
・圃場の排水性を改善する。
・適切な水やりと施肥を行う
・栽培前に土壌消毒を行う
やむをえず、連作をしなければならない場合は、土壌消毒を徹底したうえで栽培しましょう。
土壌消毒には、「クロルピクリン錠剤」「ガスタード微粒剤」といった農薬が有効です。
また、アカザやシロザといったヒユ科雑草が萎凋病の菌を保菌している場合もあるので、除草を行ったうえで消毒を行ってください。
また感染株を発見した場合は周囲の株や土ごと取り除いて、圃場外で処分しましょう。
作業に使った道具や作業服は消毒をして、萎凋病の感染拡大を防ぐことも重要です。
萎凋病に効果的な農薬や対策についてはこちらをご覧ください
「ほうれん草栽培で知っておくべき農薬を教えて」
「萎凋病にかかってしまった農作物。有効な農薬の種類は?」
「農作物が萎凋病になってしまった。どう対策すればいいですか?」
このお悩みの監修者
李 哲揆
データサイエンティスト
名古屋大学大学院生命農学研究科にて博士(農学)を取得。東北大学、東京大学、理化学研究所などを経て、2018年からは東京農工大学生物応用システム科学府にて助教を務める。主な研究テーマは土壌微生物を用いた環境に優しい農法の開発。2021年4月から民間企業でデータサイエンティストとして働く。