和歌山で柿、白菜、エンドウマメなどを栽培しており、イチジクの栽培は3年目です。
昨年の初収穫では思ったよりも大きな実がならず、目標の収量も下回る結果となりました。
振り返るといろいろ思い当たる原因があり、1つ1つ試行錯誤していくしかないのですが、いまだに原因と関連があるかどうかがわからないのが「摘果」です。
地域の先輩農家に「摘果はしなくてもよい」と聞いたので、特にしませんでした。
イチジクの摘果は本当に必要ないのでしょうか?
和歌山で柿、白菜、エンドウマメなどを栽培しており、イチジクの栽培は3年目です。
昨年の初収穫では思ったよりも大きな実がならず、目標の収量も下回る結果となりました。
振り返るといろいろ思い当たる原因があり、1つ1つ試行錯誤していくしかないのですが、いまだに原因と関連があるかどうかがわからないのが「摘果」です。
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前田隆昭
南九州大学 環境園芸学部 環境園芸学科 教授
イチジクの摘果は必須ではないが果実の肥大化には有効です
イチジクの摘果は果実サイズに影響する
イチジクは「一果一葉」、すなわち「1つの葉に1つの果実が付く」果物とされています。
これは科学的な性質という意味ではなく「生育旺盛で実つきがよい作物である」ことの表現の1つと考えておくとよいでしょう。
イチジク栽培において、摘果は果実のサイズを左右する効果をもたらします。
イチジクは摘果なしでも収穫可能
一般的に、作物によっては摘果の作業が必須となるものがあります。
例えば果樹では、ミカン、リンゴ、モモなどは、作物自体の生長や収穫量、高品質果実生産のために、栽培スケジュールに摘果作業が組み込まれています。
その意味では、イチジクには必ずしも摘果が必要ではありません。摘果なしでも着果・収穫できる果物です。
果実のサイズを大きくするなら摘果も有効
ただしたくさん実が付きすぎると、実が小さくなりがちなのは事実です。
樹の中の必要な養分が分散してしまうからです。
1つの枝にたくさんの実が付くと、1個あたりの果実に行き渡る水分・養分は少なくなります。
摘果しない樹よりも摘果した樹のほうが、果実を大きく育てられるでしょう。
したがって1つ1つの果実サイズや品質を高めたいのであれば、摘果を行うことは有効です。
逆にいえば「摘果せずに収穫する方針の農家もある」ということです。
イチジクの摘果のやり方
それではイチジクの摘果は、いつ頃、どのように進めればよいのでしょうか。
摘果の時期
イチジクは収穫時期により、夏果(なつか)専用種・秋果(あきか)専用種・夏秋果兼用種の3タイプの品種があります。
夏果の品種の場合は「5〜6月頃」、秋果の品種の場合は「7〜8月頃」を目安にするとよいでしょう。
兼用種はその両方となります。
摘果すべき果実の見極め方
摘果をすべき果実の見極め方については、以下のようなポイントに注目してみてください。
・1本の枝にたくさん付きすぎている果実
(イチジクは基本的に下部の葉腋(葉の付け根)から順次、上に向かって結実していきます。したがって、果実の量が多い少ないの判断はつきにくいと思いますが、全体として多いなと感じられれば摘果されてはいかがでしょうか?)
・傷や変形などが起こっている果実
摘果の手順
果実を取り除くには、実が付いている部分からやさしく手でもぎ取ります。
取り除いたイチジクの果実はほ場に放置せず、必ず外に持ち出して処分してください。
ハサミでカットする場合、切断面からウイルスが侵入しやすくなるため、雨が降りそうな日の作業は避けましょう。
また道具はこまめに消毒するなどで、常に清潔にしておきましょう。
ハサミなどはキッチンハイターにつけて消毒し、その後は水できれいに洗い流しておきましょう。
摘果以外で実つきをコントロールする工程
続いて、摘果以外で実つきを管理・調整する作業について解説します。
イチジク栽培では、肥大した果実を取り除く前の以下の作業のほうが重要です。
剪定・整枝
「剪定」と「整枝」は効率的にイチジクを栽培するうえで必須の作業です。
剪定では不要な枝をカットし、整枝では樹形を整えて日光や風通しをよくします。
剪定は、秋果専用種では毎年12~2月の間に、夏果種では6月頃に行います。
芽かき・摘心
果実になる前のイチジクの芽を間引くことを「芽かき」、枝の先端を落として生長を止めることを「摘心(てきしん、または摘芯)」と呼びます。
芽かきは「新しい枝に葉が2~3枚以上付いたとき」を目安に1回目を行います。
秋果専用種であれば4〜5月頃です。
摘心のタイミングは「収穫時期の1か月前」をめどにしてください。
同じく秋果専用種であれば7月頃(ただし、栽培地域によって若干異なります)に行います。
大きくて甘い果実をたくさん付けるためのポイント
最後に、イチジクの果実の品質と収量アップに重要な点を、3つ説明しましょう。
適度な水やりとたっぷりの日当たり
イチジクには、適度な水やりとたっぷりの日当たりが欠かせません。
畑の地表が乾燥したら、十分な量の水を与えるようにしてください。
また土の保水性を高めるために、株元周辺にわら等を敷くのも有効です。
ただし、わら等のマルチを敷く場合は、晩霜の心配がなくなった頃から始めましょう。
一方、逆に水が多すぎると、根腐れの原因になります。ほ場の排水対策も忘れないようにしましょう。
正しい方法の剪定
イチジクは夏果専用種・秋果専用種・夏秋果兼用種とで、剪定の時期や方法、コツが異なることに注意が必要です。
間違った剪定方法で枝を切り落としてしまうと、果実が実る部分を失うことになり、収量に悪影響を及ぼしかねません。
一方、過度に慎重になって枝を残しすぎ、果実に十分な栄養が行き渡らないのも避けたいところです。
正しい剪定方法によって、着果数や品質を調整しましょう。
肥料の見直し
肥料の量や成分バランスにも気をつけましょう。
特に追肥では、窒素成分が過剰にならないよう注意してください。
このお悩みの監修者
前田隆昭
南九州大学 環境園芸学部 環境園芸学科 教授
琉球大学農学部を卒業後、和歌山県庁に入庁して農業改良普及所の技師や、果樹試験場の研究員などを歴任し、2009年退職。同年、農業生産法人「有限会社神内ファーム21」に入社し、南方系果樹の研究を経て、2015年から南九州大学環境園芸部果樹園芸学研究室の講師に。2021年同大学・短期大学の学長に。2022年5月、学長退任後も教授として引き続き学生を指導する。