サツマイモの品種別に収穫時期を見極める方法を教えてください

地域やサツマイモの品種、栽培方法により異なりますが、一般的な収穫時期は9〜11月です

サツマイモの収穫時期

サツマイモは収穫が早すぎるとイモが小さく収量が悪くなり、遅すぎると大きくなりすぎてイモが変形したり、亀裂や空洞が入る場合があります。そのため、収穫時期を適切に判断し、収穫をしましょう。

サツマイモの一般的な収穫時期は9〜11月が中心です。しかし、地域や栽培方法により収穫時期は異なります。

九州などの温暖な地域では収穫時期が早くなり、北海道などの寒い地域は遅くなる傾向があります。

さらに、品種でも収穫時期は変わってくるのです。

代表的な品種の収穫時期の目安を確認しておきましょう。

一般的に透明マルチの場合には8月下旬、黒マルチでは9月下旬から、無マルチでは10月中旬以降からとなります。

栽培方法やマルチリングの効果についてはこちらをご覧ください
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「サツマイモ栽培でのマルチングの効果が知りたい」

鳴門金時：9月〜

徳島県などで作られている鳴門金時は収穫の最盛期は9月から10月です。肥大が早い傾向があります。

なると金時の栽培時の注意点はこちらをご覧ください
「「なると金時」はどういう特徴がある？サツマイモの栽培方法の違いは？」

紅あずま：9月〜

東日本を中心に栽培されている紅あずまの収穫時期は、9〜11月頃とされています。肥大が早い傾向があります。

もっとも収穫が盛んになるのは、10月頃になります。

紅あずまの栽培方法や収穫時期についてはこちらもご覧ください
「サツマイモの紅あずまの収穫時期が知りたい！貯蔵期間は？」

安納芋：10月〜

種子島などで栽培される安納芋の収穫時期は、10月から12月上旬です。ほかの品種よりも、収穫期間に幅があります。肥大はやや遅い傾向があります。

シルクスイート：9月下旬〜

最近では日本各地で栽培されているシルクスイートの収穫時期は、地域で差が大きく、おおよそ9月下旬頃から12月です。

べにはるか：9月下旬〜

大分県、宮崎県、茨城県などを中心に作られているべにはるかの収穫時期は九州など温かい地方では9月下旬から収穫しますが、本州では10月初旬ごろです。

べにかるかの栽培方法や注意点についてはこちらをご覧ください
「サツマイモの品種「べにはるか」の栽培方法や、育てる上での注意点を教えて」

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「サツマイモの新しい品種を栽培したいが、選び方を教えて欲しい」
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「サツマイモの新品種について特徴が知りたい」

サツマイモの収穫のタイミング

サツマイモの収穫のタイミングは、基本的に地温の積算量で算出することができます。

平均気温の積算温度2200～2500度あたりが目安です。

しかし、鳴門金時、紅あずまといった早生品種（普通より早い時期に収穫できる品種）では100日掘（極早掘）りを行うこともあります。事前に品種の特性を確認しておきましょう。

サツマイモの収穫の目安は、茎や葉がつやを失って緑色が薄くなり始めた頃です。

8月から9月ごろに収穫する早掘り栽培の場合には、葉の色などを気にせずに試し堀りして確認をすれば結構です。

9月下旬になったら、畦の中に手を入れてイモの大きさを確認し（さぐり掘り）、手ごろのサイズのイモだけを収穫すること、大きさが十分でないと判断したら、またイモを土の中に戻してやることもできます。