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サツマイモの紅あずまの収穫時期が知りたい!貯蔵期間は?

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サツマイモの紅あずまの収穫時期が知りたい!貯蔵期間は?

転作用に新しくサツマイモの栽培を検討しています。まずは道の駅で販売するために、消費者にも有名な「紅あずま」を育てようと考えていますが、品種によって収穫時期は異なるのでしょうか?

ほかの作物も育てているので、収穫のタイミングがかぶるのは避けたいです。

もし収穫時期が重なってしまうのであれば、ほかの品種を検討しようかと思いますが、紅あずまの収穫時期を教えていただけないでしょうか。

また、出荷作業もあるので、貯蔵期間などについても知りたいです。

山川 理

山川アグリコンサルツ代表、農学博士

紅あずまの収穫時期は9月~11月頃で、その後約2カ月の貯蔵期間を経て出荷されます

紅あずまの収穫時期


紅あずまはホコホコとした食感を好む人に人気がある品種で、紫がかった濃い赤色の皮を持ち、肉色は黄色という特徴があります。

そんな紅あずまの収穫時期は9〜11月頃です。早期肥大性があります。

植えつけ後、約100から120日ほどで収穫時期を迎えます。150日を超えるといもが大きくなりすぎるので注意して下さい。

収穫時期は葉っぱを見て決める場合もある


農家の中には、紅あずまの葉っぱを見て収穫のタイミングを判断する場合もあります。

紅あずまの葉っぱは緑色ですが、収穫時期になると徐々に枯れていきます。

葉っぱが黄色く変色したタイミングを収穫時期と判断することが可能です。

植えつけ後120日前後で葉っぱの色を見て、収穫時期を決めることも効果的ですが、実際には9月末頃に試し堀りをすることをお勧めします。


約2カ月間の貯蔵期間が必要


紅あずまは9月~11月頃に収穫をしますが、当初はホコホコして甘くないので収穫後すぐに出荷するわけではありません。

数カ月以上の熟成期間が必要となります。

貯蔵の温度は13度ほどで乾燥しにくい場所を選んで保管をしましょう。


紅あずまの栽培期間


紅あずまは、他のさつまいもと同様で植え付け、栽培管理、収穫の流れで栽培を行います。

さつまいもはどの品種でも植えつけから120日ほどで収穫を迎えますが、紅あずまの場合は9~11月頃に旬を迎えるので、植えつけは逆算して5~6月ごろまでに行いましょう。

同じさつまいもでも、早掘り栽培では8月頃に旬を迎えますが、普通掘りでは夏を超えて秋に収穫するのが一般的です。

このお悩みの監修者

山川 理

山川アグリコンサルツ代表、農学博士

京都大学農学部卒、農学博士。農林省九州農業試験場では、サツマイモやイチゴの新品種を多数育成。1996年日本育種学会賞。1998年農林水産大臣賞。山川アグリコンサルツ代表として、食品関連企業の顧問や地域の活性化アドバイザーとして活躍。千葉大学園芸学部非常勤講師。『サツマイモの世界 世界のサツマイモ: 新たな食文化のはじまり』など著書多数。

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