出荷先のお客さんから頼まれて、ハスの花の栽培を始めようかと検討しています。
しかし、うちは畑作農家なので、肝心の田んぼがありません。田んぼでなくても栽培は可能なのでしょうか?
また、ハス栽培にはどのような土壌や土質が向いているのでしょうか。
土作りの方法や、気をつけるポイントも教えていただけると助かります。
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金子明雄
京都花蓮研究会会長、元京都府立植物園園長
ハス栽培の用土は作ることが可能で、元肥を入れることも重要です
花ハス栽培には粘土質の土が向いている
ハスは、池や沼で夏にきれいな花を咲かせる、多年生の水生植物です。深い緑の丸い葉を広げ、まっすぐに伸びた茎の先に、赤、ピンクや白色の華麗な花を付けます。
開花のピークは7~8月で、お盆の時期などに寺院や家庭に多く飾られ、観賞用の花として日本でも古くから親しまれています。
ハスの地下茎が夏の後半頃から肥大したものがレンコンですが、花ハスと食用レンコンでは品種が異なり、花ハスは比較的花が良く咲くものが選抜されてきました。レンコンは泥中から掘り上げられます。
花ハスの栽培にも、田んぼの土のように肥沃でどろっとした粘土質の土が向いています。
栽培には田んぼの土を用意するか、なければ作ることも
ハスの栽培には、田んぼの土があれば、それをそのまま利用するのが理想的です。
田んぼの土の中には有機物などが含まれており、水生植物の土壌としても最適です。田んぼの土は水持ちが良く、与えた肥料の養分を保持する力にも優れています。
田んぼの土がない場合は、数種類の土を配合して自作することができます。
ハス栽培用土の準備の手順
ハスの栽培には、種(実)から発芽した苗を使う方法と、株分けした種レンコンを使う方法があります。ここでは種レンコンを使う場合について説明します。
種(実)からの育成方法や手順についてはこちらをご覧ください
「ハスは種から栽培できる?株分けするのと手間はどれくらい違う?」
準備を始める時期はいつ?
種レンコンの植え替え時期は3~4月頃、桜(ソメイヨシノ)が咲く頃が最適です。
それよりも早いと、暖地では問題ありませんが、植え付けた種レンコンや予備の苗が低温によって凍害を起こす可能性があり、注意する必要があります。またそれよりも遅いと、頂芽が伸びすぎるなど、植え替えが難しくなります。
用土の準備①容器の大きさの決め方
まずは容器を用意してください。水鉢(市場では睡蓮鉢とも)、ポット、甕(かめ)などが良いでしょう。
材質は陶器製でもプラスチック製でもかまいませんが、プラスチックの場合、透明や白など淡い色のものは光を通すので、生育が良くないので、光を通さないものでカバーした方よい。
大きさの目安は直径20~40センチメートル程度です。中型の品種は50センチ、大型の品種は60センチ以上でも良いでしょう。
ハスは日照を好み、水をよく吸い上げて生長する植物です。鉢の直径が大きいと、株への日当たりが良くなり、注げる水の量も増えるので管理がしやすく、よく育つようになります。
鉢が大きいほど花数が期待できます。
用土の準備②荒木田土、赤玉土に腐葉土と苦土石灰を混ぜ込む
配合比率は7:3、赤玉土(あかだまつち)や荒木田土(あらきだつち)7割に、腐葉土3割をブレンドします。腐葉土は完熟したもので、フルイにより枝葉を除いたものを用いてください。
赤玉土は、火山灰が積み重なってできた「関東ローム層」から採れた赤土を砕いたもので、肥料分はほとんど含まれていないので、施肥量を考慮する必要があります。
荒木田土は東京の荒川流域で採れた良質な土が由来となった土です。
荒木田土は赤玉土よりもさらに粘土質が高く、水生植物の栽培にも利用できます。
赤玉土(小粒)や荒木田土は、園芸店やホームセンターのほか、インターネット通販でも購入できます。
ブレンドした土は、水を加えて練ってから植え付けに使いましょう。
このとき、ph調整のため、少量の苦土石灰(くどせっかい=雨の影響などで酸性に偏った土壌を中和する資材)を土壌に混ぜてください。
容器には元肥を入れておく
作った用土を入れる際、底に元肥を入れておきましょう。
元肥には緩効性化成肥料(かんこうせいかせいひりょう=効果が長く続くタイプで、鉱物など無機物を原料に、化学的に作られた肥料)を使います。
まずは底に容器の底から数センチメートルほど土を敷き、その上に肥料を撒きます。量は容器のサイズによって調整してください。
肥料焼けを起こすので、肥料を種レンコンや苗の根に直接当ててはいけません。根が触れない場所にばら撒いてください。
その上に、容器の6割ほどまで土を入れ、そこに水を入れ、やや固練りの状態にします。
なお、容器に土を入れすぎると生育は良いですが、生育に従って地下茎により土が上がってきますので、水を入れるスペースがなくなり、夏には別の大きな鉢の中に入れたり、水やりを頻繁に行うことが必要となります。
いよいよ種レンコンの植え付けですが、種レンコンの芽を上方向に配置し、土の中に頂芽の部分からレンコンの2/3ほど埋め込みます。レンコンの後部は土の面より出しておきます。
最後に10~20センチメートルほど水を張りましょう。できれば植え付け初期は水深を浅めにし、生育にあわせて水深を深くする。
土の準備の注意点
土は使いまわしをしてはいけません。毎年必ず新しいものを用意しましょう。同じ土を使うと、土の中の酸素が不足して生育が鈍くなるなど、連作障害の原因になります。
葉が黄色くなってやがて枯死する「腐敗病(ふはいびょう)」も、土の使いまわしによって発生確率が上がります。
なお、どうしても土が確保できない場合は、
・別の品種を植え付ける
・半分だけ新しい土を利用する
・1年おきに使用する(この場合、苦土石灰を撒き、1年の間に耕耘したりして土壌改良に努めること)
などの工夫をしましょう。
ハスを育てるポイント
花ハスの栽培の重要なポイントは、日照と水の管理です。
水の管理、日当たりに気をつける
ハスは日当たりを好み、たっぷり水を吸い上げて成長します。一日のどの時間帯でも直射日光がよく当たる場所が栽培に向いています。
ただ、栽培場所や容器によっては地温や水温が上がりすぎないようにしましょう。
水生植物なので水不足は厳禁です。
容器には常時水を張り、減った分はできるだけ補給してください。水は水道水でもかまいません。土の表面より10~20センチメートル以上の水位を保つのが目安です。
開花のピークに向けて、高温期に葉がどんどん立ち上がり、大きく広がっていきます。
葉が増えるほど水を吸い上げるので、夏場は水が減りすぎていないか、こまめに確認するのがおすすめです。
水が減りすぎて、その後水を補給したとき、下の方から花芽が伸びようとしているものを水没させた場合枯れることが多いです。
なお、水やりは午前中に、昼以降はため水で補給し、ハスの夕方からの伸長に影響を与えないことが肝要です。鉢に水を入れる空間がなくなった場合は、一回り以上大きい鉢の中に入れるなどしましょう。
花ハスの育て方についてはこちらもご覧ください
「観賞用のハス栽培の方法や気をつけるポイントが知りたい」
このお悩みの監修者
金子明雄
京都花蓮研究会会長、元京都府立植物園園長
京都花蓮研究会は、昭和初期まで京都市の南にあった巨椋池に咲いていた蓮の保存を図り、さらに花蓮品種の改良、収集、保存、あわせて栽培技術を考究し、また花蓮の普及を目的として、観察会や研修会などを行っています。