花卉をメインに育てていますが、近所の米農家さんが廃業するらしく、水田を借りることになりました。
そこで、ハスの栽培に挑戦してみようと思い、情報収集しています。
いろんな農家さんに声をかけていたところ、偶然にもハスの種を分けてもらえることになりました。
いきなり営農目的で栽培するのは難しいと思うので、数年は試験的にやってみようと考えているのですが、種から栽培することは可能なのでしょうか?
株分けするのと栽培の手間はどのくらい違いますか?ほかにも、注意点があれば教えてください。
花卉をメインに育てていますが、近所の米農家さんが廃業するらしく、水田を借りることになりました。
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金子明雄
京都花蓮研究会会長、元京都府立植物園園長
ハスは種から育てられますが、株分けの方が始めやすい
ハス栽培には種から育てる方法と株分けする方法とがある
ハスはインド原産といわれる、ハス科ハス属の多年生水生植物です。池や沼でよく育ちます。
聖なる花として日本でも古くから親しまれており、寺院などでよく栽培されているほか、家庭でもお盆の時期に飾る風習があります。
ハスの種(実)の発芽処理の時期は4~5月、その年に開花しても、開花は8月頃です。
成長すると栽培鉢の大きさにもよりますが1~1.5メートルほどの高さになり、赤、ピンク、白、黄色などの花を咲かせます。
ハスの栽培には、種(実)から発芽させる方法と、種レンコンを株分けして育てる方法との2種類があります。それぞれの方法について解説しましょう。
種(実)はそのまま撒くだけでは発芽しない
ハスの種(実)はとても丈夫で寿命が長く、保存状態が良ければ1000年以上たったものからでも発芽できます。
種(実)は、硬い皮に覆われており、水を吸えないため、そのまま撒くだけでは多くの場合は発芽しません。
乾湿にさらされると硬いハスの実でも割れが生じ発芽します。なお、確実に発芽させるため人が手を加える必要があります。
ハス種から苗を育てる手順
まずは種(実)から発芽させる手順を説明しましょう。
種の削り方
ハスの種(実)を用意し、形状を確認します。片方が尖っており(花柱側)、もう片方は丸くなっています。
図のように、丸い方をやすりで数ミリ角程度削りましょう。中の薄い皮(茶色)のようなものが見えるまで、を目安にしてください。または、刃物などで種(実)に1ミリ程度の傷を付けるなどします。
削りすぎて中身(白い部分)を傷つけてはいけません。
削った種(実)を水を張った容器(コップなど)に入れて、明るい場所に置いてください。4~7日程度で種が割れて芽が現れ、上方向にどんどん伸びていきます。
確実に育成するため、種(実)が発芽してから2週間ほど経過すると、丸い葉(浮葉)が展開し始め、その後浮葉が2枚になり、根が3~5センチメートルほどに伸びます。
この頃にポットや鉢に苗を植え替えましょう。
発芽した後の苗の植え付け方
鉢やポットに用土を入れてください。鉢は30~40cm以上のものを使用します。
ハスは生育途中に鉢増しするものでなく、親品種にあわせて最初から相応の鉢で栽培することで、その年に開花が期待できます。
土はペースト状で粘土質のものが向いています。田んぼの土が一番おすすめです。
もしくは、小粒の赤玉土(あかだまつち)や荒木田土(あらきだつち)と腐葉土(完熟で、葉枝を取り除いたもの)を、7:3の割合で混ぜ合わせた土を使ってください。
さらに土壌の酸性度を中和するため、少量の苦土石灰(くどせっかい)加えると良いでしょう。
ハス栽培の土づくりについてはこちらもご覧ください
「観賞用のハス栽培の方法や気をつけるポイントが知りたい」
「ハスの花を栽培するのに最適な土の性質は?」
容器の6割ほど土を入れ、土を練り混ぜた容器に苗を植えたら、最後に水を張って(水深5~10cm程度)、日当たりの良い場所に置いておきます。
発芽処理した年に花が咲かなかった場合は、少なくとも翌年は鉢をより大きくするなどして栽培すること。大型品種系のハスは、レンコンが充実しないと咲かないことも多いです。
種の場合、親と違う花が咲くこともある
気をつけておきたいのは、ハスを種(実)から育てた場合、必ずしも親と同じ花が咲くわけではないという点と開花に数年要する場合がある点です。
ハスは交雑しやすい植物であるため、他の作物のように親とまったく同じ花が咲くほうが稀な植物です。
比較的遺伝子が安定した品種(大賀蓮など)のみ栽培されている場所で採集された種(実)であれば同じような花容のハスが期待できますが、この場合でも変異が確認されています。
もしも親と同じ花を咲かせたいのであれば、種レンコンから株分けするしかありません。
種レンコンから株分けするやり方
次は種レンコンからの栽培手順です。
ハスを毎年栽培する場合、同じ株を同じ土で栽培するのではなく、必ず植え直しをしましょう。
ハスは多年生植物ですが、放っておくと前年以前の腐った根が広がり、生育する空間がなくなることから花が咲かなくなります。
種レンコンを掘り出す
種レンコンを使って植え替える時期は、3~4月頃です。
まずは前シーズンに栽培した鉢やポットを逆さにひっくり返してください。泥を落として、種レンコンを見つけましょう。
種レンコンは鉢の底の方にあります。頂芽の充実したもので2、3番目の太さ、3節あるものを選ぶようにします。
太く育ったレンコンは生育は良いですが、花上がりが少ないことが多いです。
種レンコンは、できるだけ先端から3節を切り出します。芽を3カ所以上付けてカットするのがおすすめです。
切り取るときに頂芽まで傷つけてしまわないよう、注意を払ってください。
ただ、頂芽が折れても若干生育は遅れますが、充実した頂芽のものは生育が良くなります。
また、種レンコンは園芸店や種苗店、インターネット通販などでも入手できますが、品種の間違いもあるので注意が必要です。
容器に植え付ける
鉢や容器を用意し、種レンコンを用土に植え付けます。土も毎年必ず新しいものを準備しましょう。同じ土を使い続けると連作障害につながります。
土の作り方は種(実)から育てた苗を植え付ける場合と同じで大丈夫です。
まずは容器の底に土を敷き、元肥を撒きます。
肥料は緩効性化成肥料(かんこうせいかせいひりょう=効果が長く続くタイプで、鉱物など無機物を原料に、化学的に作られた肥料)を数粒撒いてください。
肥料は、5-5-5など肥料分が比較的少ないものが良いです。
その上に、容器の6割ほどまで土を入れ、そこに水を入れ、やや固練りの状態にします。
種レンコンの芽が上方向に向くよう配置し、土の中に頂芽の部分からレンコンの2/3ほど埋め込みます。
レンコンの後部は土の面より出しておきます。
レンコンが大きい場合は、鉢の外に飛び出していても良いので、そのままにし、レンコンが萎びた状態なったときに水面下で切り取ります。
最後に水を10~15センチメートルほど入れます。
植え付けの際にも、頂芽を折らないように気をつけてください。
ハスの種、苗の植え付けについての注意点
種(実)からの発芽よりも種レンコンからの栽培の方が比較的手間はかかりません。
種(実)から発芽させるのも難しくはありませんが、育成まで時間を要するので、新しい品種作りをする以外は種レンコンからの栽培がおすすめです。
種(実)から栽培すると親とは違う花が咲く点と、種レンコンの場合でも毎年必ず新しい土へ植え替えを行う点を、ポイントとして覚えておきましょう。
なお、植え替えの際に種レンコンが余ってしまったら、レンコンに重しをして水の中に入れたり、湿った土に埋め込んだりしておくことで保管できますが、気温にもよりますが長くて1か月程度でしょう。
種レンコン、種(実)からの苗とも、早期に植え付けるのが重要です。
もしも容器に対して種レンコンが足りない場合は、細いレンコンや頂芽がある1節のレンコンを植えてみましょう。
栽培してみたらよく成長した、という例もあります。
このお悩みの監修者
金子明雄
京都花蓮研究会会長、元京都府立植物園園長
京都花蓮研究会は、昭和初期まで京都市の南にあった巨椋池に咲いていた蓮の保存を図り、さらに花蓮品種の改良、収集、保存、あわせて栽培技術を考究し、また花蓮の普及を目的として、観察会や研修会などを行っています。