花卉(かき)や葉物野菜を中心に栽培している農家です。数年前から、敷地内に無人販売所を設置して、市場に出荷しない野菜を販売し始めました。
最初は、木で作った簡易的な料金箱と品物を置くだけの販売所でした。しかし、盗難やお金を払わずに持ち去られてしまうことがあったので、100円を入れるコインロッカー式に変更しました。
すると、手間がかからず楽になったうえに、新型コロナで防疫意識が高まったこともあり、売り上げが飛躍的に向上がり、手応えを感じています。
世の中の非対面、非接触への需要は大きくなっていると感じるので、無人販売をもっと拡大したいです。
1人あたりの購入金額も大きくなっているので、1,000円札などお札に対応した機種や、電子マネー、クレジットカード対応の機種もあれば、導入を検討したいです。
おすすめの機種と導入や運営の費用を教えていただけませんでしょうか。
(栃木県・米津さん/仮名・48歳)
倉野佳典
伊勢苺園 代表
機種は多種多様。電子マネー対応もありますが、コストは高くなります
農作物で使える自動販売機は、インターネットで調べていただければ、すぐに専門の業者を見つけることができますよ。
値段や機種はメーカーによりさまざまですが、各メーカーのWebサイトに詳しく載っていますし、直接問い合わせると、詳しい見積もりも出してくれます。
支払い方法も、1,000円札などの紙幣をはじめ、現在は電子マネーに対応している自動販売機もあるようです。
ただ、領収書発行機能がついている機種や、電子マネー対応のものだと、数十万円ほど高くなります。
そのため、私も両替機などを置くかどうか考えましたが、優先順位をつけ、当園ではつけませんでした。有人対応する時間を明記して、その時間で細かな対応をしています。