北海道の米農家です。いまは米を収穫後、JAに買い取ってもらっていますが、買取金額はJAに一任しているので、JAが決めた価格に従わざる得ない状況です。
暮らしていけないわけではないものの、収益が上がりませんし、愛情込めて育てている米を安く買い取られることに不満も感じています。
他の米農家さんは自分で販路を拡大して売り上げを伸ばしているという話を聞いたことがあります。しかし、実際どのように行っているのかまったくわかりません。
私のような普通の米農家でもできる販路の拡大はどのようなものがあるのでしょうか?その際、どういったことがポイントになるのでしょうか?
(北海道・辻本さん/仮名・50代)
伊東悠太郎
水稲種子農家
JAに卸すメリットもあるので、一度相談してみてはいかがでしょうか?
私は前職のJAグループで、農家の皆さんのご意見・ご要望に対応することを仕事にしていましたので、今回のようなご意見は多数受けてまいりました。
そのなかで、「JAグループが好きか嫌いか」という感情論で判断する方や、「JAグループってなんかダメ」というイメージ論で判断する方も多くおられましたので、少し悲しいなと思っていました。
まず質問に対する答えで言えば、JAを利用しない米農家は一定数おられると思います。おそらく経営規模が大きくなればなるほどその傾向は強まると思います。
しかしながら、いったん冷静にJAのメリットとデメリットを明確にする必要があると思います。
例えば販売についていえば、ご質問のように自分で卸先を決められないということがデメリットかもしれませんが、直売をするとなると、ロゴやパッケージを自分で創り、販売先も自分で見つけ、価格決定権はあるけれども、発送作業も自分でやり、クレーム対応もしなければなりません。
そして、契約した数量はきっちりと出荷し、安定供給していく必要も当然あります。
また、ECサイトや自社サイトでの販売、直売所での販売=農家同士の競合が既に発生しているなかに飛び込んでいくことになるわけですから、しっかりとした戦略を立てる必要があります。
もちろんそこまでしっかりして、ご自身で直売したいということであればもちろんそれでいいと思います。トータルで見て、どちらにメリットを感じるかで判断してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、リスクの分散を考えて、JA出荷と直売を一定の割合で行っている米農家が私の知り合いでは多いと思います。どの割合で分けるのかは経営の方向性によります。
また、コメの販売はJAに任せたうえで、空いた時間で違うことをやる(米以外の作物を栽培する、加工品等を販売するなどの複合化、多角化を検討する)ことも、コメ余りの現状では必要ではないかと思います。
もう一度話を戻しますが、JA経由で相談者の方が希望される卸先へ出荷してもらうためには何が必要かJAと再度相談されることも良いのでないかと思います。
卸先が求めている数量なのか、栽培基準なのか、何なのかわかりませんが、どういった条件であれば可能になるのか、JAにはJAの考えもお持ちだと思うので、建設的に話し合いがなされれば良いなと思います。
はち
初めましてこんにちは、
東京で小さなお米屋さんをしているものです。
現在は仲介業者を通してお米を販売しています。
販売実績としましては地元、小学校や中学校の給食や近隣住民へお米へお届けしています。
また新しく他学校への仕入れが決まり、お米の仕入れ値を見直してあるのが現状です。
近年お米の価格が上がっている事から仲介業者を通さず、直接お米の生産者さんと、やり取りが出来ればと思い、連絡を取らせていた抱きました。
たけ
初めまして。
古々々米またはくず米等お持ちでしょうか。もしまだ保管されている古米がありましたら買取らせて頂きたいです。どの位の量をお持ちでしょうか。1t位〜全国何処へでもトラックで取りに伺います。また、もし大量在庫をお持ちの農家さんがいらっしゃいましたらご紹介頂けますと有難いです。