妻の実家がある新潟へ5年前に移住し、米や野菜を栽培している40代後半の農家です。
妻の家から譲り受けた田畑で作物を作り、友人だけに販売しているのですが、一番悩まされているのが送料。
インターネットで「野菜の詰め合わせ」を販売している農家さんを調べると、送料無料にしているところもあるようです。
ですが、例えば新潟から東京へ送る場合、米や野菜はサイズも重さも大きくなるので2,000円以上かかってしまい、これを自己負担するとなると、送料貧乏となってしまいます。
そのため「商品+送料」の合計請求金額がどうしても高くなってしまいますし、何より友人に申し訳ない気持ちでいっぱいです(厚意で頼んでくれていると思うだけに)。
無料とは言いませんが、なるべく送料を抑える方法があったら教えてほしいです。
(新潟県・高野さん/仮名・40代)
山形文吾
フルーツガーデン山形
送料を抑えるには、値引き交渉、梱包の工夫など、できることから試してみましょう
結論から申し上げますと、送料は削りたくてもなかなか削れません。インターネットで見るような「送料無料」という商品には、大体が商品価格に送料が盛り込まれています。その分、商品価格が高く設定されているのが一般的です。
相談者さんがおっしゃる、「(自分と)同じ容量の野菜の詰め合わせでも送料無料としている」というのは、そういうことではないでしょうか。
もしも、送料込み(送料無料)で相談者さんとたいして変わらない商品価格の設定でしたら、それは、運送会社に宅配を委託するのではなく、宅配サービスなど配送システムが確立されている食材宅配業者や、直売所が提供している商品だと思われます。個人農家さんにはあまり現実的ではないですよね。
それでも送料を安くする方法として考えられるのは、いつも利用している宅配業者さんに送料値引きの交渉をしてみることです。ただしこれは、定期的にまとまった数の発送があることが前提です。
そうでない場合は、送料を安くする方法を自力で試してみることにも意義があります。一般的な宅配業者さんの送料は、距離とサイズ、重量で設定されています。
相談者様の場合、距離を変えることは不可能なので、サイズや重量を今よりも小さくするという手段が考えられます。
例えば「野菜詰め合わせ」であれば、重くてかさばる野菜を少なくしたり、それぞれの野菜の梱包の方法を工夫するだけでも、箱のサイズが変わって送料を安く押さえられることになります。
また、近年では「共同配送(トラックの共同利用)」による送料コスト削減も推し進められています(2021年6月現在)。利用できる地域は限られていますが、今後こうした動きは増えていくと思われますので、動向を見逃さないようにしましょう。
一方で、「商品価格+送料」の合計金額の割高感を払拭させるためには、あえて「着払い」にするという手段もあります。着払いとは、宅急便などにおける送料を購入者様が負担する、という運送方法です。
送料を安くすることにはなりませんが、一般の方は普段あまり意識することのない送料を「見える化」することで、お互いに納得したやり取りができるかもしれませんよ。
たけ
初めまして。
古々々米またはくず米等お持ちでしょうか。もしまだ保管されている古米がありましたら買取らせて頂きたいです。どの位の量をお持ちでしょうか。1t位〜全国何処へでもトラックで取りに伺います。また、もし大量在庫をお持ちの農家さんがいらっしゃいましたらご紹介頂けますと有難いです。