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売れる包装とは?直売所や市場に出荷する際にパッケージで差別化したい

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売れる包装とは?直売所や市場に出荷する際にパッケージで差別化したい

玉ねぎなどの野菜を中心に、果樹や花卉(かき)など、幅広く栽培している農家です。

普段、収穫した農産物は市場に出荷するものと、直売所に持って行くものとで分けているのですが、その時に疑問に感じていることがあります。

スーパーや直売所で、農家が直接卸している野菜や果物を目にしますが、見せ方がうまい人とそうでない人がいると思います。

自分の場合は、手塩にかけて育てた作物をキレイに見せたいので、丁寧に包装紙にくるみ梱包していますが、もしかしたら逆効果なのかも…と思いました。

実際、自分が消費者として野菜や果物を選ぶとき、過剰な包装よりも、透明な袋に包むなど、シンプルなほうが手に取りやすいと感じています。

野菜や果物の見栄えの良い包装方法、束ね方に対して、ヒントが欲しいです。お客さんへうまく訴求するポイントも教えてください。
(兵庫県・文山真也/仮名・41歳)

脇坂真吏

AgriInnovation Design/東神楽大学学長

余計な梱包はせずに、袋の閉じ方やPOPで工夫しましょう

野菜や果物であれば、過剰包装をしないことです。

頑張ろうとするほど余計な包装をしてしまいますが、生鮮品の売れるポイントは、美味しさ(鮮度感)が伝わることです。

透明で印刷が入ってないOPP防曇袋(ボードン袋)にいれるなどで十分です。

細かい部分では、袋に梱包する際に、隙間をつくらない袋の閉じ方が重要です。袋のサイズが大きすぎたり、閉じ口と商品が離れているとボリューム感を感じられず、見た目で負けてしまいます。

さらに、工夫をするとすれば、自前のPOPが置ける場所であれば差別化ははかりやすいですね。

POPでは、細かく農園の紹介をするのではなく、いかに簡単に食べれるかという食べ方の訴求や、量が多い場合の鮮度保持の仕方・商品の希少性(今しか買えない、ここでしか買えない、味に他と違うこだわりがあるなど)のいずれかを端的にパッと読めるPOPがつくれるといいかなと思います。

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