特定技能の在留資格に必要な評価試験について詳しく教えて

特定技能1号は相当の技能と日本語が条件、評価試験の免除もあります

特定技能制度の評価試験とは？

特定技能の在留資格を得るためには、「特定技能1号」「特定技能2号」のいずれも各特定産業分野の試験に合格する必要があります。

また「特定技能1号」は日本語試験にも合格する必要があります。

ただし、技能実習2号を良好に修了した者、又は技能実習 3 号を修了している者は、技能実習2号移行対象職種と特定技能1号における分野（業務区分）との関係について関連性が認められる場合、試験が免除されます。

ただし、別の分野で働く場合には、働きたい分野の技能試験に合格する必要があります。

特定技能1号と2号の違いについてはこちらをご覧ください
「特定技能1号と2号の違いについて教えてください」

国内試験の受験資格

・在留資格を有している方
・在留資格「短期滞在」をもって日本に在留する方（中長期在留歴がなくても受験可能）
・在留資格を有していない方（不法残留者等）については受験は認められません
※ただし、試験に合格することができたとしても、そのことをもって「特定技能」の在留資格が付与されることを保証するものではなく、必ずしも在留資格認定証明書の交付や在留資格変更の許可を受けられるわけではありません。

技能水準の評価

「特定技能」の在留資格を取得する際には、日本国内や各国で実施される特定産業分野ごとの「技能試験」に合格する必要があります。

農業分野における技能試験は、「農業技能測定試験」で、「耕種農業全般（栽培管理、農産物の集出荷・選別等）」と「畜産農業全般（飼養管理、畜産物の集出荷・選別等）」の2種類の試験が実施されます。

この2種類の試験には、農業支援活動を行うために必要な日本語の能力を有しているか確認・評価をするための試験問題を含みます。

全国農業会議所の特定技能試験公式サイトにおいて、各国の試験実施日、各国の試験実施情報、試験実施結果、試験実施要領、試験の基準と範囲など、農業技能測定試験に関する実施方法や手順を順次掲載しています。

漁業分野における技能試験は、「漁業技能測定試験（漁業又は養殖業）」で、「漁業（漁具の製作・補修、水産動植物の探索、漁具・漁労機械の操作、水産動植物の採捕、漁獲物の処理・保蔵、安全衛生の確保等）」と「養殖業（養殖資材の製作・補修・管理、養殖水産動植物の育成管理・収獲（穫）・処理、安全衛生の確保等）」の2つの試験が実施されます。

大日本水産会公式サイト内の「特定技能試験関係」において、各国の試験実施日、各国の試験実施情報、試験実施結果、試験実施要領、試験の基準と範囲など、漁業技能測定試験に関する実施方法や手順を順次掲載しています。

日本語能力の評価

「特定技能」の在留資格を取得するには、日本国内や各国で実施される「日本語基礎テスト（JFT-Basic）」又は「日本語能力試験（JLPT）」の4級に合格する必要があります。

詳細は以下のリンク先サイトを参照してください。

・日本語基礎テスト（JFT-Basic）公式ページ（国際交流基金）
・日本語能力試験（JLPT）」公式ページ（国際交流基金・日本国際教育支援協会）

特定技能に必要な日本語試験と技能試験についてはこちらもご覧ください
「農業分野で特定技能を取得するためには、どんな試験があるのですか？」