サツマイモは肥料をあまり使わなくても大丈夫で、手をかけなくても簡単に育てられると聞いて栽培を始めました。
しかし、いざ収穫時になって先輩農家さんと比べると、太さが全然違います。
先輩に聞くと、「つる返しをしておかないと太くならないよ」と言われました。
サツマイモを大きくゴロゴロと太らせるように育てる「つる返し」の栽培方法を教えてください。
サツマイモは肥料をあまり使わなくても大丈夫で、手をかけなくても簡単に育てられると聞いて栽培を始めました。
しかし、いざ収穫時になって先輩農家さんと比べると、太さが全然違います。
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山川 理
山川アグリコンサルツ代表、農学博士
つる返はツルを土から引きはがし、伸びている不定根を切りましょう
「つる返し」がイモを太らせるために欠かせない理由
サツマイモは、たしかにやせた土地でも育ち、失敗しにくい作物として知られています。
しかし、紅赤のような古い品種の場合には、定植後に何もめんどうを見ないで栽培していいというわけではありません。
ツルがどんどん伸びて通路に大きくはみ出て邪魔になったり、伸びたツルの根にイモ(ツル根イモが付いて)、養分を横取りするため、本来必要な株元のイモが肥大しないなどの問題が起こります。
そこで、このような古い品種を栽培する場合は、サツマイモの伸びたツルの節間から出る「不定根(ふていこん)」を切る「つる返し」という作業が重要です。
サツマイモは土の養分を貪欲に吸収しようとするたくましさがあります。
その反面、不定根が増えることによって葉やツルに栄養が行き過ぎ、過剰に茂ってしまう「つるボケ」を引き起こしてしまう場合があります。
こうなると、葉やツル根イモなどに養分が分散されてしまい、株元のイモが大きく育ちません。
しかし、「つる返し」を行い、不定根の成長を防いでしまえば、育てている株元のイモに栄養を集中させることができます。
「つる返し」のやり方
「つる返し」は余計な不定根を切る作業のことです。
放置しておくと葉やツルに栄養が行き過ぎて、葉がしげってしまいます。
伸びたツルをしっかり持って引き上げて下さい。バリバリと簡単に持ち上がり、地面に着いていた不定痕が切れます。
この時にツル根イモと呼ばれる小さなイモも持ち上がってくるので取り外してください。
「つる返し」のタイミング
サツマイモは6月下旬から7月初旬の梅雨時に地上部が急成長を始め、8月下旬から9月上旬にかけて成長はピークに達します。
地上部の成長に合わせてツルの節から次々と不定根が出て、養分や水分を求めて地中へ入っていきます。
そして一気に畝(うね)にツルが広がっていくこの成長のピークの前頃が「つる返し」のタイミングです。
イモの成長が始まる9月中旬以降には「つる返し」しない方が良いでしょう。
「つる返し」のコツ
「つる返し」は、ツルが畝の外に飛び出して隣の畦まで広がったタイミングで行います。
作業自体は簡単です。
まずは伸びたツルを土から引きはがすことで、節から伸びている不定根やツル根イモを切ります。
そして引きはがしたツルや葉は、ひっくり返しにして自分の畝に乗せてやります。
注意点としては不定根やツル根イモを切っても、ツルは切らないということです。
ツルを切ってしまうと、葉が光合成して作ったデンプンが株元のイモに行き渡らなくなります。
また、「つる返し」は簡単な作業とはいえ、ツルを引きはがすのはかなり重労働です。
そこで事前にツルや葉が成長してしげって混み合う前に仕分けしておくといいでしょう。
品種や栽培方法によっては不要な場合も
近年、「つる返し」という作業は、昔の名残として消えつつあります。
理由は大きく2つあります。
まずは作物の品種改良のおかげです。
最近の品種は「ツルがさほど伸びない」「株元にイモができる」「ツルボケしにくい」などの点が改良されています。
こういった品種で「つる返し」をしてしまうと、かえって株を痛めてしまう恐れがあります。
また、サツマイモの畝にしっかりとマルチを張ったり、畝の通路などに防草シートを張ることで、不定根が土に入るのを防ぐことができます。
不定根が土に入らなければ、「つる返し」する必要がありません。
暑い盛りの「つる返し」は大変に重労働であることから農業経営上好ましくはありません。
サツマイモの品種についてはこちらをご覧ください
「サツマイモを栽培しようと考えています。おすすめの品種を教えてください」
「サツマイモの新品種について特徴が知りたい」
このお悩みの監修者
山川 理
山川アグリコンサルツ代表、農学博士
京都大学農学部卒、農学博士。農林省九州農業試験場では、サツマイモやイチゴの新品種を多数育成。1996年日本育種学会賞。1998年農林水産大臣賞。山川アグリコンサルツ代表として、食品関連企業の顧問や地域の活性化アドバイザーとして活躍。千葉大学園芸学部非常勤講師。『サツマイモの世界 世界のサツマイモ: 新たな食文化のはじまり』など著書多数。