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普段、防虫ネットを使用して大根を栽培しています。
しかし、いつ防虫ネットを外すべきなのか、タイミングがわかりません。
大根の葉がネットにあたるまでネットを張り続けていますが、虫がいなくなる時期まで、待ったほうが良いのでしょうか？
もし待つとしたら、どれくらいの気温、時期になるまで待つべきなのか、目安を教えていただきたいです。
（千葉県・松本茉奈さん/仮名・20代）
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五十嵐大造
東京農業大学国際食料情報学部 国際食料情報学部（前教授）
ネットの内側が大根の葉でいっぱいで、窮屈になるようであればネットは外す方が良いでしょう
ご相談内容からは、栽培時期がはっきりしないのですが、防虫ネットを使用していることから春〜秋にかけての栽培でしょうか？
ネットの種類は何を使用しているのでしょうか？ネットのかけ方はトンネル状に被覆しているのでしょうか？
もし、そうであるなら、トンネルの大きさも知りたいところです。
ご相談からは、細かいところが分からないので一般的な回答にとどまることをご承知ください。
ダイコンの葉がネットに当たる状況によって変わってきますが、ネットの内側が葉でいっぱいで、窮屈になるようであればネットは外す方が良いでしょう。
葉が傷ついて病害の原因にもなる恐れがあります。
また、どのような防虫ネットなのかがわからないのですが、ダイコンはネットによって遮光される影響が大きいと、根部の生育が抑制されます。
そのうえ、ネットによって葉が窮屈に押し込まれているような状態なら、なおさら葉には光が当たりにくくなり光合成が抑えられることになります。
したがって遮光率が高くなるような状態ならば、防虫対策の前に根部の生育が悪くなってしまいますから、早めにとってしまうのが良いでしょう。
病害虫がいなくなる気温まで待つ方が良いか？という質問ですが、具体的にどの虫に困っているのか分かりません。
また害虫の発生状況は気象条件などによって発生状況は毎年変化しますから何度が目安なのか、という点については判断ができません。
地元では普及センターなどを通じて、病害虫の発生状況を知らせてくれるはずですので、そのような情報をしっかり取り入れることが大切となります。
それを参考にしながら薬剤散布などの防除対策と合わせて判断することになるでしょう。