スイカ農園のロゴを作りたい！デザイナーに依頼するために準備すべきことを教えて

YUIME Japan編集部 / 2022.12.05

パッケージ

#すいか #果樹、果実的野菜 #業者選び #石川県

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石川県でスイカを栽培している農家です。

最近、直接販売することが増えてきて、自分たちの作物を消費者にアピールする機会も増えてきました。

せっかくなので、この機会に農園のロゴを作って、うちの作物の認知度を広げていきたいと考えています。

ロゴのデザインをデザイナーさんに頼みたいと思うのですが、どのように自分の作物や農園の良さを伝えたらいいのかわかりません。

デザイナーさんに相談する前に、あらかじめ自分たちで準備しておくと良いことを教えてください。
（石川県・高橋路子さん/仮名・40代）

本多英二

aula brand design（アウラブランドデザイン）

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「スイカ栽培に対する想い」や「これからの商売の方向性」を言語化しておくと良いでしょう

私たちデザイナーはクライアントさん（依頼主）の想いをカタチにすることを生業（なりわい）としています。

心の中にある言葉をデザインの道具（ロゴ、パッケージ、ウェブサイトなど）で可視化する作業とも言えます。

ですので、まずデザインの元となる言葉＝「どのような想いでスイカを作っているのか」「同業他者との違いは何か」という情報をお聞かせいただきたいです。

日々の農作業でお忙しくされていらっしゃるでしょうから、これらの質問に対する答えがすぐ出てくこないのは承知しております。答えられなくても当然、お気になさらず。

デザイナー側では、それをくみ取るのが仕事です。クライアントから話を伺いながら、お気持ちを引き出して組み立てていきます。

農業経営者の皆さんに準備しておいていただきたいことは「めざす商売の規模感」でしょうか。

たとえば、地域の直売所や近隣のスーパーでの販売が主で年商1,000万円程度の規模と、ネット通販も組み込んで3,000万円以上を目論んでいるのとでは、用意すべき道具立てが異なってきます。

その道具のなかで、ロゴは重要な位置を占めます。…が、それ単独では効力を発揮しません。

ロゴはパッケージや広告媒体と一緒になって初めて役に立つ部品だとお考えください。

あと教えていただきたいのは、デザインに費やせる費用感、予算の話です。

例えば50万円の予算が確保できたとしましょう。すべてをロゴデザイン費用にあてては効果が出ません。

上記で申し上げたようにロゴだけではお金を生み出せませんので、ロゴ10：パッケージ20：広告媒体20の割り振りが妥当なところでしょうか。

ロゴの話から脱線してしまいましたが、はずれついでに申し上げますと、ロゴを考えることはブランドのあり方や商売の方向性を考えることでもあります。

全体の計画があってのハナシになりますので、もしいきなりロゴデザインだけ出してきて「あとは頑張って！」と去っていくデザイナーがいたとしたら、其奴（そやつ）は偽物です。

デザイナー選考は慎重になさってくださいね。