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長野県で小玉スイカを栽培しています。
収穫の際には、スイカの果肉に空洞がないかどうか調べるために、つるがついているのと反対側にある「へそ」部分を確認したり、「音」で判断しようとしていますが、なかなか判断できません。
空洞果は皮の成長速度に比べて、果肉の成長が追いついていない場合に発生してしまいます。
スイカを切らずに収穫に適した時期を判断する方法について教えてください。
（長野県・斉藤慎也さん/仮名・30代）
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山川 理
山川アグリコンサルツ代表、農学博士
4つのポイントを確認して、スイカの収穫適期を見極めましょう
小玉スイカは果皮が薄いため劣化しやすい欠点があり、基本的には開花してから35〜40日が経過したタイミングが収穫適期となります。
しかし、日照や気温により変わりますので、開花日はあくまで目安とし、以下4点をチェックして時期を見極めましょう。
1、果皮の黒い縞模様が鮮やかになり、照りがある。
2、果実から伸びた節のマキつるが枯れている
3、マキつるの葉が黄色く退色している
4、果皮を指で弾いたときに、「タンタン」と乾いた音がする
なお、カンカンと高い音は収穫するには早く、ドンドンと響くような低音は収穫が遅いことを示しています。
食べごろとしては、包丁を入れた際にバリっと割れて、黒い種子が多いことが条件です。種の周囲が透明になっているのは収穫が遅いことを意味します。