多品目の野菜を周年栽培し、直売所やインターネットで販売をしている新規就農者です。
出荷する際は、袋詰めする野菜の大きさや数によって、適したビニール袋(一部はOPP袋)に入れ、上部を黄色いバックシーリングテープで止めて包装しています。
しかし、袋いっぱいにパンパンに詰めるとテープで袋の口を留めづらいので、大きめの袋で余裕を持って詰めていますが、袋を持ちあげると中の野菜が動きやすいのが気になっています。
直売所に出荷している農家はほとんど同じような包装をしていますが、バックシーリングテープを使わない農家は、袋の上部を折って、ビニールテープで封をしています。
これはこれで、置いた際に野菜のボリューム感が強調される感じがします。
直売所では商品が陳列された際の見た目が大事だと考えていますが、どちらの袋詰めの方が買う人に手に取ってもらいやすいでしょうか?
(宮城県・庄司裕也さん/仮名・30代)
脇坂真吏
AgriInnovation Design/東神楽大学学長
野菜の袋詰めには作業しやすいバックシーリングテープを選び、商品が動かないようギリギリで止めてください
食品を小分けした袋詰めの包装には、バックシーリングの方がいいと思います。
防湿や耐水性も優れている反面、簡単に開封できると言う意味で作業がしやすいですし、袋が開く心配もあまりないため、こちらで問題ないかと思います。
大切なのは、ご自身も書かれておりますが、見栄えの方ですね。
バックシーリングを使う場合でも、基本的には内容量ギリギリのサイズのOPP袋を選びます。
バックシーリングを留める場所は、詰めた商品のすぐ上だと、中身も動かず、ボリューム感があるようにも見えます。
袋を持ち上げたときに、中身がガサガサと動くくらい余裕があると、中の作物同士がこすれあって傷む可能性があるからです。