岩手県でピーマンを中心に、10アールほどの広さのハウスで生産しています。父の後継ぎとして農業を始めて5年ほどになります。
ピーマンのハウス栽培は通気や湿度対策が大変です。ちょっと空気が乾燥すると、うどんこ病、灰色かびが発生してしまいます。
とくに朝夕の通気による温度調節は難しいのですが、今でも父の長年の勘に頼って温度調節しています。
作業は夜中や早朝なども関係ないため、連日続くと寝不足でまいってしまいます。
最近は父も体力が落ちてきているので、作業量を軽減させるため、新しい技術を導入したいと考えているところです。
ハウスは間口7m×長さ50mの3連棟ですが、建てられている場所によって環境もそれぞれ異なります。
スマホなどでさまざまな情報を確認できる環境センサー「ハウスファーモ」が気になっていますが、ハウスファーモで得た情報を通気ファンなどと自動で連携させることは可能なのでしょうか?
(岩手県・加藤さん/仮名・30代)
小平真李
株式会社farmo
ハウスの環境センサーと換気ファンの連動は技術的には可能ですが、専用製品は現在開発中です
弊社の環境センサー(ハウスファーモ)と換気ファンを連動させることは技術的には可能です。
しかし、換気ファンと連動させる製品の提供は行っていないのが現状です。
ですが、ご相談内容と同じように、環境制御などの装置との連動をご希望されているお客さまも多くいらっしゃいます。
そこで代替案になりますが、ファーモと連動してビニールハウスの側窓を巻き上げる装置を2023年秋を目標に開発を進めております。
換気設備の自動化をご検討でしたら、ハウスの側層を自動で巻き上げる装置の提供開始をお待ちいただくのもアリかと思います。
ハウスファーモの導入コストについてや換気ファン連携などの技術に関するお問合せについては、ご要望等ありましたらお気軽に弊社までお問い合わせ下さい。新規開発に関しましてはすべてにお応えすることは難しいですが、あらかじめご了承ください。