千葉県で野菜農家を営んでいます。年間を通して旬の野菜を栽培していますが、ハウスと露地で作るトマトがメインです。
JAの直売所と道の駅が主な出荷先ですが、庭先の無人販売所でも不定期で販売しています。
先日、庭先で販売しているトマトを購入した方から「トマトの断面が異常だった。遺伝子組み換え作物なのでは?」とクレームがあり、SNSで誹謗中傷のような投稿がされていました。
以前にも、同じような意見をもらったことがあるのですが、日本ではトマトの遺伝子組み換え作物は出回っていないので、なんでそのようなことを言われるのかわかりません。
断面が変でも安全に食べてもらえるので、お客さんに正しく理解してもらうにはどうすればいいでしょうか?
(千葉県・大沼さん/仮名・50代)
村瀬雄太
ファームコネクト
トラブル回避には積極的な情報発信を。「よくある質問」として掲示すると効果的です
商品について正しく理解してもらうには、販売者側から十分な情報発信を丁寧にするのがいいですね。
無人販売所であれば、ホワイトボードなどを置くのはいかがですか?商品についての説明や注意点などについて書くことをおすすめします。
ただ、情報を箇条書きに書くのではなく、「よくある質問」形式にまとめると情報がわかりやすく、多くの方に読んでいただけると思います。
クレームが生じるのは、主に3つの原因です。
1、実際に商品や顧客対応に非があった
2、購入前のイメージと実際の商品(購入後)のギャップ=説明不足
3、嫌がらせ
1の場合は、お客さまの声をありがたく聞いて、改善していくしかありません。
2の場合は、お客さまに適切な情報発信をする姿勢が求められます。。
3の場合は、クレームの内容に根拠がなく建設的でないケースが大半なので、過度に反応しすぎないことです。既存のお客さまの満足度向上に集中していきましょう。