脱サラして農業を始めたばかりです。まだ3年ですが、多品目の野菜を露地栽培しています。
いまは育てる野菜を絞らず、一年を通じて自分が気になる野菜の栽培に挑戦している状態です。
まだ知らないことが多すぎて手探りな部分もありますが、失敗も経験だと割り切って楽しみながら農業をしています。
以前、先輩農家さんから聞いたのですが、じゃがいもを早めに植える場合は、日光に当てて種芋を緑化処理して、芽を少し出してから植えているそうです。
じゃがいもの芽は毒というイメージがあったので、緑化処理することで病気にかかりにくくなると聞いて驚きました。
自分も緑化処理を試してみようと考えていますが、この方法はサツマイモの種芋でも有効なのでしょうか?
(茨城県・佐藤さん/仮名・30代)
山川 理
山川アグリコンサルツ代表、農学博士
サツマイモは、前もって温室など暖かい場所を使って種芋の芽出しをすることが有効です
サツマイモの萌芽のためには気温が30℃以上必要となります。
苗床の地温をここまで上げるのはなかなか大変ですね。
前もって温室など暖かい場所を使って種芋の芽出しをすることが有効です。
イモの先端部から白い芽が出てくれば処理が完成です。
緑化する必要もないので光は特に必要はありません。
芽を傷つけないように注意して伏せ込んでください。