滋賀県で大豆(品種はフクユタカ)を転作田で栽培しています。
毎年7月上旬に播種し、11月下旬に収穫しています。
湿田なので、高畝を立てて栽培しているのですが、昨年は夏場に長雨が続いた影響か、収穫期になっても青立ちしている株が多く発生しました。
青立ちした株は引き抜きましたが、例年よりも大きく収量が減少してしまいました。
青立ちを減らしたいので、どこに原因があるのか教えていただけないでしょうか。
(滋賀県・山本望さん/仮名・50代)
滋賀県で大豆(品種はフクユタカ)を転作田で栽培しています。
毎年7月上旬に播種し、11月下旬に収穫しています。
湿田なので、高畝を立てて栽培しているのですが、昨年は夏場に長雨が続いた影響か、収穫期になっても青立ちしている株が多く発生しました。
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石井佑治
ねごやファーム/有限会社石井金原養鶏
大豆の青立ちは連作が原因です。連作する場合は緑肥を活用しましょう
私どもも同じように青立ちの経験があります。
私たちの場合は、同じ圃場で3年以上連作した結果、窒素を固定しすぎて土壌の窒素成分が過多になり、その窒素分を大豆が過剰に吸いすぎてしまい、収穫時期になっても枯れずに成長し続けました。
その時は、原因が連作障害にあるかもしれないと考え、それ以降は大豆と野菜を交互で輪作することにしました。すると、その後は青立ちすることがなくなりました。やはり連作が原因だったのです。
しかしながら、連作がよくないことがわかっていても、どうしても3年以上同じ圃場で大豆を栽培しなければならないこともあります。
その場合には、2~3月ごろ圃場に緑肥になる作物の種を播き、大豆を播種する6月中旬前にきれいに耕して、緑肥をすき混んでおくとよいでしょう。
こうすることにより、近年は7~9月の夏場に長雨が続き、収量に影響が生じることがよくありますが、青立ちになることはなくなりました。
なお、青立ちが発生した後の対処法ですが、寒くなって霜に当たっていけば次第に枯れていきますので、発生したら枯れるのを待つしかないと思います。