米農家です。年間のスケジュールとして、3月から苗作りをスタートさせ、9月~10月ごろには乾燥やもみすりまで終了させています。
米作りのない10月~3月までの間は、近所にあるさつまいも農家さんの仕事を手伝って生計を立てていました。
しかし、これまでお世話になっていたさつまいも農家さんが、収入減で人を雇う余裕がなく、今後もそこで仕事をさせてもらうのは難しい状況になっています。
これを機に米作り作業のない10月~3月の時期に自分で野菜を作ろうと検討中です。
使っていない40アールほどの農地があるので、そこで野菜作りを始めたいと思います。
場所は宮崎県ですが山間部のため冬時期になると雪が降るような寒い地域です。
10月~3月の間で収穫できる野菜にはどのような種類があるのか、ぜひ教えていただきたいです。
(宮崎県・柏田哲司さん/仮名・40代)
イチロウのゼロイチ農業(旧さいこうやさい)
10月から3月までであれば、ブロッコリーやキャベツが代表的な野菜です
10月から3月まで収穫できる野菜のうち、簡単に作れる野菜といえば、ブロッコリー 、キャベツの2点が代表的なものです。
特別変わったものを作るよりも、「売りやすく」「作りやすい」。この2点も重要だと思います。
さつまいも農家があるということで、おそらく砂地だと思うのですが、ブロッコリーとキャベツは砂地でも粘土質の土でも作れます。
目安として、群馬県嬬恋村などの高冷地では、10月から6月までキャベツの出荷をしており、ブロッコリーも同様に作れますので収穫時期も目安になります。
40アールということでしたが、10アールあたり、4,000株ほどキャベツもブロッコリーも植えることができます。
株間は33センチ程度あれば失敗が少ないので、最初は育てやすいと思います。
33cmの株間では、水没すれば10玉〜8玉サイズ、生育順調であれば8玉から4玉サイズのキャベツが収穫可能です。
私はキャベツを主に生産しており、加工向きのキャベツを生産しています。
4,000株で不作時は4トン、4000株で豊作時は10トン収穫できます。
キロ単位で販売しているので、1週間に2〜4トン出荷していくという流れです。参考になれば幸いです。
原田清弘
一般社団法人 京都府農業会議 京都アグリ創生 現地推進役
露地栽培で冬野菜の代表でもある、大根がおすすめです
10月~3月に栽培できる品目は多数ありますが、まず、需要のある品目(売れる品目)を栽培することが重要です。
販売方法(契約栽培、直売、JA共販による市場出荷等)により栽培する品目が大きく異なりますので、まずはお住まいの場所のJAや、農業改良普及センターで、販売先や販売方法、栽培品目を相談されると良いと思います。
加えて、大規模な転作を行うのか、小規模な転作を行うかでも話が変わってきます。
大規模な転作になる場合、手間のかかる野菜を育ててしまうと、人手が足りなくなったりする恐れがあります。
なるべく今まで作ってきた作物用の機械を転用できるような形で転作を進めることを推奨します。
それらを踏まえたうえで、私は冬野菜の代表、大根を露地栽培することを推奨します。
たけ
初めまして。
古々々米またはくず米等お持ちでしょうか。もしまだ保管されている古米がありましたら買取らせて頂きたいです。どの位の量をお持ちでしょうか。1t位〜全国何処へでもトラックで取りに伺います。また、もし大量在庫をお持ちの農家さんがいらっしゃいましたらご紹介頂けますと有難いです。