東京都の西部、やや山間地域で就農し10年になります。
じゃがいも、にんじん、ほうれん草などを育てています。
先日、コロナ禍ということで地元(石川県)の高校の同窓会がオンラインで行われました。
その中の企画で職業別に分かれて会話をする時間があり、私は農業関係者のグループで話をしました。
学生時代にあまり面識のなかった稲作をやっている人と話が合い、いろいろ話をしたのですが、その人の話だと、生のもみ殻はかなり土にいいそうで、地元でも活用している人が非常に多いとのことでした。
私も土作りに興味を持っていたので話が盛り上がり、その人から余った生もみ殻をいただけることになりました。
非常にありがたい話なのですが、実際に私のまわりでは生もみ殻を使っている農家さんは誰もいません。
生もみ殻の効果や組み合わせると効果的な肥料などを教えて欲しいです。
(東京都・小池さん/仮名・30代)
櫻井杏子
株式会社INGEN 代表取締役
モミガラは土壌改良材として米ぬかなどと混ぜ込んで完熟させて使いましょう
モミガラは、肥料というより土壌改良材として使われる資材です。
生で使う場合は、マルチ代わりにお使いいただけます。
土壌改良材として使う場合は、生でそのまま使うのではなく、他の資材と混ぜて堆肥にするのがおすすめです。
それこそ、米農家さんからモミガラと一緒に米ぬかも分けていただき、さらに牛糞や堆肥用の微生物資材などを混ぜ込んで完熟させてからお使いください。
ただ、モミガラ自体は自然の土壌改良材としてとても有効ですが、もともと安い資材なので、石川からの往復輸送費の方がかかってしまうかもしれません。