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漁獲量の低下で給料が下がり漁師のなり手がいない。どうやって人材募集すればいい?

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漁獲量の低下で給料が下がり漁師のなり手がいない。どうやって人材募集すればいい?

新潟県の佐渡島で、定置網漁をしている者です。近年、漁獲量の低下に伴い、漁師の給料が年々下がっていることに頭を悩ませています。給料の低下によって、漁師の家計へのダメージもさることながら、人材が集まらなくなっているのです。

ひと昔前であれば、佐渡島の漁師は稼げる仕事でしたが、現在はそれほど稼げる仕事ではなくなり、島内・島外問わず、若者にとって就職先の選択肢ではなくなっています。

「都会に出れば稼げる仕事は他にたくさんある」。そうした意識が島内の若者からは感じられます。今後、後継者となる若者がこれ以上不足していくと、網やロープの補修方法や網の起こし方などの技術伝承が難しくなり、定置網漁そのものを継続していくことさえ難しくなるのではないかと危惧しています。また、求人を出してもなかなか人が集まってこないのが現状です。

そこで、どうにかして若い人材を確保したいのですが、どのようにして呼びかけ、人材を確保し、今後も安定的な地元の産業として維持していけばよいでしょうか。
(新潟県・江田次郎さん/仮名・50代)

馬上敦子

一般社団法人 全国漁業就業者確保育成センター 事務局長

「漁業就業支援フェア」をうまく活用してみてください

漁師.jpでは「漁業就業支援フェア」というイベントを毎年開催しています。

このイベントは、誰でも気軽に参加することができ、漁業についてまるごと分かる漁業への就業相談会です。

各地の漁協や漁業会社、漁師さんが出展ブースを設けていますので、現場の漁師からリアルな漁師生活を聞くことができます。

実際に「地方に移住して漁業をしたいが、どうしたら受け入れてもらえるのか分からない」といった方に多数参加いただいています。

多い年は東京会場に450人の来場があり、漁業に関心のある方はたくさんいらっしゃると感じています。

今まで移住者を受け入れたことがない漁師さんたちが、このイベントをきっかけに移住した方を地域ぐるみでしっかり指導し、一人前の漁師に育てていく姿が各地で見られています。

ときには、今までにない発想で販路を開拓し、収益向上に繋がったというケースも報告されています。

漁師.jpのサイトに求人情報を掲載することもできますので、ぜひご活用ください。

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