旬の野菜をメインに果樹も生産している農家です。果樹は小規模ですが、梨の幸水と豊水を栽培しています。
梨は樹齢20年以上の木が多く、対策をしているものの、白紋羽病になってしまう木が増えてきています。
本来であれば改植をしたほうが良いのでしょうが、そうなるとしばらく収穫は見込めないと思うので、金銭的にダメージが大きくなるのではないかと心配しています。
しかし、収量は最盛期に比べると、半減してしまいました。
抜本的に対策するためには、どうすればいいのでしょうか?
(神奈川県・太田さん/仮名・60代)
旬の野菜をメインに果樹も生産している農家です。果樹は小規模ですが、梨の幸水と豊水を栽培しています。
梨は樹齢20年以上の木が多く、対策をしているものの、白紋羽病になってしまう木が増えてきています。
本来であれば改植をしたほうが良いのでしょうが、そうなるとしばらく収穫は見込めないと思うので、金銭的にダメージが大きくなるのではないかと心配しています。
しかし、収量は最盛期に比べると、半減してしまいました。
抜本的に対策するためには、どうすればいいのでしょうか?
(神奈川県・太田さん/仮名・60代)
会員登録と⼀緒に公式LINEに登録すると便利です。
業界ニュースやイベント情報などが届きます。
農業や漁業に関する悩みや疑問や不安、
悩みごとについておよせください。
いただいた投稿から選考した相談内容について、
編集部や専⾨家がお答えします。
\1分で簡単会員登録/
相談内容を投稿する頂いたご意⾒やご要望などをサイトの品質や機能向上のために役⽴たせて頂きます。
※匿名のフォームになっておりますので、返信はでき兼ねます。
会員登録すると人材募集の申し込みができます。
人手不足に悩んでいる農家・漁師様に人材支援を行なっています。お気軽にご相談ください。
会員のみ相談を投稿できます
仕事に関する悩みや疑問や不安、悩みごとについておよせください。いただいた投稿から選考した相談内容について、編集部や専⾨家がお答えします。
※回答が掲載されるのは選考された投稿のみです#苔 #茶葉 #セイヨウアブラナ #イワシ #サケ #ズッキーニ #チューリップ #サニーレタス #タコ #わかめ #小松菜 #海苔 #玉ねぎ #キャベツ #エリンギ #カブ #ショウガ #大根 #サツマイモ #ソバ #サトウキビ #あわび #トマト #アサリ #にんじん #シークワーサー #レタス #きゅうり #ネギ #ごぼう #みょうが #白菜 #里芋 #菊 #ナス #ゴーヤ #ピーマン #ほうれん草 #チンゲン菜 #春菊 #アスパラガス #ニラ #にんにく #ミツバチ #ブロッコリー #肉豚 #らっきょう #採卵鶏 #水菜 #ブロイラー鶏 #かぼちゃ #空芯菜 #さやいんげん #シラス #イワナ #そら豆 #ヤマメ #ニジマス #さやえんどう #藻 #グリーンピース #大麦 #唐辛子 #カリフラワー #オクラ #ホップ #りんご #てんさい #梨 #ながいも #びわ #レンコン #みかん #スモモ #グレープフルーツ #レモン #金柑 #ライチ #ブリ #梅 #あんず #桃 #さくらんぼ #いちご #ヒラタケ #メロン #舞茸 #すいか #ぶどう #柿 #ハスカップ #キウイフルーツ #ラッカセイ #いちじく #ザクロ #オリーブ #ブルーベリー #パイナップル #フグ #バナナ #マンゴー #アボカド #小豆 #インゲン豆 #小麦 #ごま #米 #大豆 #とうもろこし #プルーン #タバコ #椿 #カーネーション #バラ #ユリ #デルフィニウム #トルコギキョウ #ヒノキ #スギ #ケヤキ #マツ #モミ #しいたけ #たけのこ #栗 #くるみ #肉用牛 #乳用牛 #羊 #馬 #養蚕 #カツオ #マグロ #サバ #サンマ #イカ #かに #鯛 #たら #タチウオ #ヒラメ #カレイ #アジ #ウナギ #ドジョウ #コイ #アユ #金魚 #エビ #スッポン #牡蠣 #ホタテ #マスカット #じゃがいも
#健康 #近所トラブル #獣害 #業者選び #商品選び #有機栽培 #ビニールハウス #定置網 #刺し網 #延縄 #底びき網 #巻き網 #一本釣り #働き方 #ネット販売 #直売所 #離島 #学校 #相続 #トラクター #休耕地 #出荷 #収穫 #無農薬 #雑草 #イノシシ対策 #シカ対策 #緑肥 #農福連携 #技能実習制度 #特定技能制度 #家族 #新型コロナ #融資 #人材 #法律 #マーケティング #スマート農業 #スマート漁業 #6次産業 #最新機器 #異常気象 #病害虫 #ドローン #流行 #防犯・盗難 #地域 #団体組織 #人間関係 #SDGs #魚食 #市場 #伝統漁法 #保険 #修理 #社会貢献
この続きをご利⽤いただくには
無料のユーザー登録が必要です
当サイトで禁⽌されているコメントや⾏為は、利⽤規約とコメントポリシーで規定されています。コメントポリシーに違反していると思う理由を選択し、問題点をお知らせください。
なお、特定のユーザーのコメントを閲覧したくない場合には、ユーザー単位で⾮表⽰に設定することが可能です。
※報告していただいた内容が、YUIME Japan以外の第三者に伝わることはありません。※いただいた報告は、専⾨チームが1件ずつ確認いたします。
前田隆昭
南九州大学 環境園芸学部 環境園芸学科 教授
梨の収量は25~30年でピークに。適正着果に努め、計画的な改植を進めましょう
白紋羽病の病原菌(Rosellinia necatrix)は、多くの果樹類と樹木の根や地際部に寄生し、被害を及ぼします。
白紋羽病は、被害を受けた植物の根で形成された菌が、土壌中に長期間残り、伝染源となります。また、収穫後に圃場に残った残渣(ざんさ)に病原菌が付着していた場合も原因になります。
ご質問によると、梨の収量が全盛期の半分に減少したとのことですね。樹勢も低下していることが考えられます。そのような状態であれば、圃場に粗大有機物(堆肥の主な原料となりうるもの)を投入し続けると、有機物などを栄養源として病原菌はますます増えていきます。
病原菌は、白色の菌糸束が地際部(株元の地面)に広がった後に、症状が樹体全体へと広がっていきます。地上部は、感染しても軽症であれば異常は見当たりません。また、感染してもすぐには病気が広がりません。
しかし症状が地上部に広がっていくと、樹勢低下、落葉、枝枯れなどが起こり、最後は樹体の枯死へとつながります。樹勢が低下すると、病徴は急激に進行します。
以下に対策法を挙げてみます。
まずは今後、苗木を定植される場合、罹病していない健康な苗木を植えることです。そして発病が疑われる場合は、株元を堀上げて早期に発見し、早期に治療を始めることです。
落葉後の休眠期に病気にかかった部分は削り取って、「トップジンMペースト(チオファネートメチル)」を塗布して下さい。または「トップジンM水和剤」か、「ベンレート水和剤(ベノミル)」を樹体に散布するか、または「フジワン粒剤(イソプロチオラン)」を土壌施用して下さい。
さらに、病気にかかっている粗大有機物は施用しないようにしてください。菌は有機物を栄養源として増殖するので、樹体に発病が疑われる際は粗大有機物を投入しないことです。また梨は着果量が多いと、樹勢が低下し発病を助長するので適正着果に努めましょう。
最後になりますが、ご相談者さんの梨の樹齢は20年生以上とのことですが、梨は一般的に25~30年で収量がピークとなり、その後、収量が減少していきます。この点を考慮し、今後の梨栽培を行っていただければと思います。