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障がい者が働ける場を水産業でもつくりたい!支援してくれる制度はありますか?

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障がい者が働ける場を水産業でもつくりたい!支援してくれる制度はありますか?

以前地元の新聞で、海岸に流れ着く海藻を飼料にして豚を育てるという記事を見たことがありました。

そして、先日鎌倉でカフェに入ったら、偶然「鎌倉海藻ポーク」という豚肉を使った料理に出会いました。

障がい者施設の方々が、鎌倉漁協から許可をもらって海岸で海藻を拾い集め、それを乾燥、粉砕して飼料にし、地元の養豚農家で餌にして豚に与えているそうです。

ときどき水産業と福祉の連携について話題になることもあり、私も気になっていたので、とても感動しました。

障がい者の方々が船上で漁に携わることはさすがに命の危険も伴うことなので、なかなか難しいとは思いますが、水産物の出荷準備や加工などに関わる陸上の仕事であればできるだろうなと思っています。

仲間と勉強して、可能であれば、組織を立ち上げて水産分野で障がい者の方々の仕事づくりに取り組んでみたいです。

社会福祉法人であれば助成金制度があると聞きましたが、それ以外の民間団体(たとえばNPO)などがこうした取り組みを行いたい時、助成金制度や相談に乗っていただけるアドバイザー制度みたいなものはあるのでしょうか?
(神奈川県・斉藤香里さん/仮名・40代)

NPO法人イドバタ

NPO法人イドバタ

国・都道府県などによるソフト・ハード両面の支援制度があります

農福連携の取組を行う農林水産物生産施設等の管理者や当該施設に従事する障がい者、生活困窮者などを支援する国や都道府県による補助制度があります。

例えば、農林水産省の農福連携支援事業としては、専門家の指導によって農産物等の生産技術や加工技術、販売手法、経営手法などを習得するための研修や視察を行っています。

また、ユニバーサル農園を開設・運営することを支援するとともに、そうした事業を行う際に障害者・健常者間の分業体制を構築したり、作業手順を図化したり、マニュアル作成を行ったりすることを財政的に支援しています。

こうした支援制度は、社会福祉法人に限らず、民間企業やNPO法人でも申請可能です。

ぜひこうした国や地方自治体による支援制度を調べて、積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

また、都道府県ではこうした農福連携を支援するアドバイザーを育成・派遣し、農林水産業の現場と福祉関係施設をマッチングする仕事も行なっていますので、当該都道府県の関係部署に問い合わせてみてください。

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