先日、漁師仲間から動画投稿サイトのYouTubeで、マグロ漁船の船上での仕事や生活を伝えるチャンネルがあると聞き、視聴しました。
チャンネルを開設した人は、YouTubeを通して若者に漁師という仕事に興味を持ってもらおうと始められたそうです。
いまの若い人はテレビよりもインターネットを見る時間の方が長いと言われていますし、確かにそうした取り組みができれば、「漁師をやってみたい」と興味を持ってくれる若者が増えるかもしれません。
単純に人材募集をするのではなく、いろいろな角度から漁師の仕事や魅力をアピールしていかなければ、漁業の人材難は解決していかないと考えています。
そこで私もYouTubeをやってみようと思うのですが、右も左もわかりません。
YouTubeを開設するためには、どのような機材が必要で、どの程度のお金がかかるのでしょうか?
(長崎県・山田さん/仮名・30代)
NPO法人イドバタ
NPO法人イドバタ
YouTubeの撮影・編集はスマートフォンでOK。まずはどんな内容でもいいので配信してみては?
有名な「漁師YouTuber(ユーチューバー)」として、「小豆島の漁師はまゆう」や「【素潜り漁師】マサル Masaru.」さんなどがいます。
漁業は他の職業と比べて、危険を伴う仕事であるという性質上、若い方々に興味を持ってもらう接点が持ちづらく、後継者育成が難しい職業といえます。
そのため、多くの方々に発信できるYouTubeを活用されることは非常に良い取り組みだと思います。
また、視聴者としても、普段は見たり接したりすることができない漁師の仕事や生活などは、他のYouTuberも容易に作ることができないため、再生回数が伸びる可能性が高いです。
YouTubeの開設の仕方については、おおよそ以下4ステップで開設可能です。
1.YouTube に移動します
2.右上にある [ログイン] をクリックします
3.[アカウントを作成] をクリックします
4.[自分用] または [ビジネスの管理用] を選択します
必要な機材につきましては、まずはスマートフォンを使って撮影・編集をしてみてはいかがでしょうか。
スマートフォンに内蔵されているカメラを使用して撮影を行い、無料の動画編集ソフトで編集したものをスマートフォンからアップロードすることが可能です。
画質や音質などにこだわりたい場合は、カメラ、マイク、編集用のパソコンを取り揃えても良いかと思います。
いずれにせよ、「漁師の仕事」というテーマ自体が多くの人の気を引くものになると思いますので、まずはどんな内容でもよいので配信していくことが重要です。
弊NPOでもお手伝いできることがあると思いますが、まずはお近くの商工会議所や市役所の担当課にお問い合わせされることをおすすめいたします。