menu
Pull to refresh

肥料の施肥量を少なくするために、代わりになる緑肥を教えてください

文字サイズ

拡大 標準

肥料の施肥量を少なくするために、代わりになる緑肥を教えてください

兵庫県で野菜を栽培していて、主にナス、ピーマン、里芋やサツマイモなどを生産しています。

最近、肥料価格がどんどん高騰していて、今年は備蓄している肥料があったので、なんとかなりましたが、備蓄が底をついてしましました。

来年はどうしようかと頭を悩ませています。

緑肥を使うことで、肥料の量を少なくしようと検討していますが、窒素固定ができて、土壌に栄養分を与えてくれるような緑肥を教えていただけないでしょうか。
(兵庫県・篠山さん/仮名・60代)

和田美由紀

雪印種苗株式会社研究開発本部

窒素固定能の高いヘアリーベッチがおすすめです

栽培されている野菜の品目は春以降に作付けするものが多いようなので、ヘアリーベッチを秋に播種し、翌年の春にすき込むことで夏野菜につなげることができます。

秋に播種したヘアリーベッチは、早生品種ならば、4月中旬ごろに紫色の花を咲かせますが、生草の収量は10アールあたり4トン以上になります。これをすき込まれる窒素量に換算してみると、10アールあたり16kg以上と試算されます。

すき込み後の分解も早い作物であるため、すき込み後2週間程度の腐熟期間をとれば、後作物の栽培が可能です。

注意点として、窒素量を求めてあまりに大きく生育させると、ヘアリーベッチはつる性の作物であるため、すき込み時にロータリー軸に絡まってしまうことがあります。

その場合は、すき込み前にモアなどの機械で細断してからすき込みを行ってください。

シェア

COMMENT

この記事を誰かに教える /⾃分に送る

お気に⼊りに登録
ツイート
シェア
送る
NOTE

会員登録と⼀緒に公式LINEに登録すると便利です。

業界ニュースやイベント情報などが届きます。

友だち追加

関連するお悩み

畑に牧草を植えて休ませることで収穫量を増やしたい。緑肥のベストな組み合わせを教えて
カリウムやリン酸を吸収してくれる、おすすめの緑肥作物を教えてください
ソルゴー(ソルガム)やセスバニアと同じくらい効果があり、すき込みやすい緑肥はありませんか?

あなたの悩み
YUIMEで解決しませんか??

農業や漁業に関する悩みや疑問や不安、
悩みごとについておよせください。
いただいた投稿から選考した相談内容について、
編集部や専⾨家がお答えします。

Loading...