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甘味が強い国内産の落花生であることを宣伝したいです!注意すべき点は?

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甘味が強い国内産の落花生であることを宣伝したいです!注意すべき点は?

露地栽培で落花生を作っています。

現在、落花生は国内シェアの9割以上を外国産が占めており、甘味は弱いと感じます。

自分達が作ったものは甘味が強いので、そこを差別化してPRしていきたいのですが、どんなところに注意してプロモーションをしたら良いのか教えてください。

今は道の駅やスーパーなどで販売してもらっています。
(広島県・秦公毅/仮名・50代)

本多英二

aula brand design(アウラブランドデザイン)

動機を掘り下げることから始め、心に響く文章とデザインで仕上げましょう

広島県での落花生栽培、恥ずかしながら存じ上げませんでした。ネットで検索してみると結構な盛り上がりですね。取り寄せてみます。

さて、ご質問についてですが、「外国産の落花生は甘味が弱い」「広島県産の落花生は甘味が強い」。

この差を訴えかけていけば良いということは自明ですが、課題は「ではどうやってそれをカタチにすれば良いのか?」という具体案でしょう。

そこはブランディングの範疇になりますので、表現方法は多岐にわたります。

作付け規模、売上高などの事情によって戦略は変わりますので、ここではとりあえずTODO項目を挙げさせていただきます。

1、動機:なぜ広島で落花生を栽培しようと思ったのか?

気候風土、土壌組成など『決め手』があったはずです。今のところ販路が地元に限られているので「地元愛」は購買のきっかけになります。

特に広島は地元愛の強い土地柄ですからなおのことです。そこを突いた表現コンセプトを練り上げましょう。

2、特徴:甘さは強い差別化ポイントです。

なぜ広島のピーナッツは甘くなるのか、その辺りの理由付けができれば信憑性が増します。「甘さの理由」が商品のアピールコピーになります。

3、表現:まずネーミング。

ベタなやり方ですが「広島と言えば○○」という万人が思い浮かべるモノに乗っかる方法があります。

例えば『もみじピーナッツ(モミピー)』。

次にビジュアル(デザイン)ですが、名前が決まれば表現は自ずと決まるでしょう。カジュアルにいくのか高級路線でいくのかは販売地域と価格設定によります。

4、販売:強い甘みを分かってもらうには食べていただくことが一番です。

初手から「ご家庭で調理していただく」アプローチは「面倒だな〜」という心理が働きますので得策ではありません。

お手軽に食べていただけるモノに加工することが重要です。コロナが落ち着けば店頭での試食も可能でしょう。

すでにやっておられるかも知れませんが、広島県産ピーナッツバター、せんべい、大福、にしき堂とコラボしてピーナッツもみじ? これらのお菓子で広島県産ピーナッツの認知を広げ、生産量の拡大に繋げていきます。

加工品は青果の宣伝部長といったところでしょうか。

5、PR:販路が地元の道の駅やスーパーが中心ということでしたら、店頭置きのPOPが効果的。

ファーストトライアルからリピート、さらにはお取り寄せ需要に繋げるには自社ウェブサイトでのショッピングページ開設と外部ECモールの活用が必須です。いろんな媒体で露出を増やしてください。

上記5項目を、心に響く文章とステキなデザインで「見える化」すればプロモーションの基礎は完成です。

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