宮崎県で和牛の肥育農家を営んでいます。
頭数は300頭ほどで、今後は繁殖の方も開始して、一貫農家を経営していく方針です。
繁殖を始めるとなれば去勢や除角作業が必要となりますが、将来的にはそれらの作業を自分で行い、経費の削減をしたいと考えています。
これまで肥育しかやってこなかったため、去勢や除角の経験はおろか十分な知識もありません。
去勢や除角は専門的な知識や技術が必要になると思いますが、それらの作業を行ううえで資格などは必要でしょうか?
(宮崎県・沢田秀俊さん/仮名・40代)
宮崎県で和牛の肥育農家を営んでいます。
頭数は300頭ほどで、今後は繁殖の方も開始して、一貫農家を経営していく方針です。
繁殖を始めるとなれば去勢や除角作業が必要となりますが、将来的にはそれらの作業を自分で行い、経費の削減をしたいと考えています。
これまで肥育しかやってこなかったため、去勢や除角の経験はおろか十分な知識もありません。
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一條俊浩
岩手大学 農学部 共同獣医学科 准教授
自分の飼っている牛に対して除角・去勢を行うこと自体に資格は必要ありません
獣医師法に明らかに抵触する行為とは、麻酔薬を使用すること、抗生物質の投与を行うことです。
また、ほかの農場に出向いて同じこと(獣医療行為)を行ったり、それに対して報酬を受け取ることも、獣医師法に違反する行為です。
以上から、自分の飼っている牛に対して、除角・去勢を行うこと自体は、今のところ実質的には獣医師法違反には該当しません。
ただし、どちらも無麻酔で、その後に感染症が発生する可能性を考慮したアフターケアをしていませんので、術中術後に相当のリスクを伴います。
したがって、獣医療行為としてはグレーゾーンで、獣医師会では現在も話題にされる問題です。
一般的に獣医師が行う場合、まず除角の方法ですが、生後2〜3カ月齢で皮膚の一部が角化してきたタイミングで、薬剤で処理すると、焼きゴテで焼烙する方法があります。子牛なので保定は比較的楽ですが、保定者がいないと大変です。そのため、獣医師の多くが麻酔(鎮静剤)をかけて行います。
次に成牛の角の処理については、先端のみの切除であれば線鋸というワイヤーのような道具や専用のカッターを使って切断します。これは痛みがないので、ロープによる保定で十分できます。
一方、出血を伴う除角には全身麻酔と角神経の局所麻酔を併用したうえで、角の根元に近い部分から切断する場合は、止血バンドや石灰、タールなどの被覆材を使って出血量を抑えます。夏場は切断した部分に、ハエなどがたかって感染症のリスクが高まくなるので、注意が必要です。
去勢についてもさまざまなやり方がありますが、最近はアニマルウェルフェアの観点から、痛みを伴ったり、去勢もれのリスクがある術式を選ぶ獣医師は減っています。
観血式と呼ばれる切開法を選ぶ獣医師がほとんどですが、保定者が経験豊かなベテランであれば、無麻酔でも可能ですが、やはりアニマルウエルフェアの観点から麻酔を使うケースが一般的えす。また、術中術後の出血コントロール、感染症予防のために術前の消毒、術中の滅菌操作、抗生剤の投与が必須になります。
獣医師による去勢治療は、当然ながら料金が発生します。
地域により差があると思いますが、1頭当たりおよそ徐角で2,000円~4,000円位、去勢4,000円~8,000円位でしょうか。
これを高いと取るか、安心・安全と取るか、それぞれ意見があると思います。
1頭の牛で失敗した場合、当該農場でいくらの損失が発生するかよく検討したほうが良いと考えます。
むしろ管理獣医師として契約を結んだ方が、安価で安心して牛飼いに専念できる場合も想定されます。
相談者さんは肥育が専門のようですね。300頭の肥育牛を飼養して、繁殖も行うというということですが、基本的にはあまりおすすめしません。
なぜなら、肥育牛と繁殖牛の飼育の仕方は根本的に違いがあるからです。
私もこれまで多くの畜産農家が、繁殖・肥育一貫経営に挑戦するのを見てきましたが、成功した農場はほとんど見たことがありません。唯一成功したのは、肥育と繁殖を管理する担当者が、それぞれ別々にいる場合に限ります。
多くの場合、肥育専門の牧場長が繁殖牛を扱うと、繁殖率(発情発見率、受胎率などその他すべて)が低下します。反対に、繁殖農家が肥育に手を出すと、肉質の向上がほとんど見られないのです。
ここまでで申し上げたことをまとめますと、専門の技術(者)がいかに優れているかおわかりいただけたかと思います。専門家の技術の一部を取り込もうとしても、中途半端になってしまうので成功するのが難しいのです。
肥育専門で営農をしてきた方であれば、まずは素牛の選定技術から始めて、肥育技術の向上を続けることで、出荷する牛の上物率を高めましょう。さらに、確実な販路の確保に努めることで、経営がうまく回ると思っています。これにより経営改善が可能となります。
近年の畜産経営では、1頭から得られる収入率が下がっていますので、これまでと同じ飼養頭数を続けていると、収入は減少します。さらに、飼養頭数が増えると、別の技術も必要になります。そのときに、優秀な技術者もしくは有用な機材(ロボット)の確保が必要になってきますが、これについては別の機会に解説したいと思います。