新潟県で私、妻、父、母の4人で米農家をしています。
2年前、田植機とトラクターが壊れてしまい、2機合わせて600万円で新たに購入しました。
一括で払う余裕はなかったので、JAから600万円全額を借り入れ、返済期間5年、年利2.1%の条件で返済しています。
しかし、農機具が新しくなったからといって、収穫量が増えるわけでもないので、年間120万と利息の支払いがしんどくなってきました。
JAに「返済期間を8年にしてくれないか?」と交渉したいのですが、断られたり、もう二度とお金を貸してくれなくなるのではないかと心配です。
返済期間や金利など条件の変更をうまくお願いするには、どうすればよいのですか?
担当者に変に思われない伝え方、断られた場合の対処法が知りたいです。
(新潟県・前田さん/仮名・50代)
田中寛子
税理士・永光パートナーズ
遠慮をせずに、金融機関へ返済条件の変更を申し出ましょう
融資を受けた後、さまざまな理由で毎月の返済や資金繰りが厳しくなってくる場合がありますよね。農家さんの場合、努力してみたものの、成果が出るまでに時間がかかったりします。
資金的に手遅れになる(返済が遅れる)前に、金融機関と交渉して毎月の返済額を減らしたり、返済を一時ストップして猶予をもらう方法(リスケジュール)があります。金融機関としては、貸付先(お金を貸した相手)が倒産するのは避けたいと考えるので、きちんと説明すれば応じてくれるはずですよ。
また、農林水産省から各金融機関に対して、新型コロナウイルスの影響を受けた農林漁業者に対し、適切な金融上の措置(これまでに貸したお金の返済期限の条件変更など)をするよう、要請しています。将来のために、そして金融機関と良い付き合いを継続するために、お互いが納得する手段として、リスケジュールを申し出てみてください。
具体的な方法は、金融機関に出向き、毎月の返済額をいくらにしたら返済ができるのか、「事業計画書」を持参し、きちんと内容を説明して下さい。
「事業計画書(経営改善計画)」とは、
①会社概要(経営理念、事業概要、沿革、組織図、ビジネスモデルなど)
②現状分析(財産、損益の推移(B/S・P/Lーバランスシート、プロフィット・ロスアンドステートメント)、金融機関の借入状況、環境分析など)
③経営戦略(事業戦略、アクションプランなど
④経営計画(財産・損益の中期計画、資金繰り計画など)
つまり、
1、われわれはこういう会社です
2、いまこういう状況にあり、経営が非常に苦しくなっています
3、しかし、今後は(中長期的に)こうしていきたいと考えており、このような見通しを立てています。
4、具体的には、こういうふうにやっていこうと考えています。
という内容をまとめてください。
「経営改善計画」の作成は、国が認める「認定支援機関(認定経営革新等支援機関)」の支援を受けることができます。その場合には、専門家に対する費用の2/3を補助する制度(認定支援機関による経営改善計画策定支援事業)も利用できます。
はち
初めましてこんにちは、
東京で小さなお米屋さんをしているものです。
現在は仲介業者を通してお米を販売しています。
販売実績としましては地元、小学校や中学校の給食や近隣住民へお米へお届けしています。
また新しく他学校への仕入れが決まり、お米の仕入れ値を見直してあるのが現状です。
近年お米の価格が上がっている事から仲介業者を通さず、直接お米の生産者さんと、やり取りが出来ればと思い、連絡を取らせていた抱きました。