ウニの養殖に携わっていますが、海に放流し、成長させてから捕獲する栽培漁業にも興味をもっています。
基本的な育て方は同じだと思うのですが、栽培漁業だと異なる点はあるのでしょうか?
どのようにウニの栽培漁業が行われているのか、具体的に教えていただきたいです。
ウニの養殖に携わっていますが、海に放流し、成長させてから捕獲する栽培漁業にも興味をもっています。
基本的な育て方は同じだと思うのですが、栽培漁業だと異なる点はあるのでしょうか?
どのようにウニの栽培漁業が行われているのか、具体的に教えていただきたいです。
会員登録と⼀緒に公式LINEに登録すると便利です。
業界ニュースやイベント情報などが届きます。
農業や漁業に関する悩みや疑問や不安、
悩みごとについておよせください。
いただいた投稿から選考した相談内容について、
編集部や専⾨家がお答えします。
\1分で簡単会員登録/
相談内容を投稿する頂いたご意⾒やご要望などをサイトの品質や機能向上のために役⽴たせて頂きます。
※匿名のフォームになっておりますので、返信はでき兼ねます。
会員登録すると人材募集の申し込みができます。
人手不足に悩んでいる農家・漁師様に人材支援を行なっています。お気軽にご相談ください。
会員のみ相談を投稿できます
仕事に関する悩みや疑問や不安、悩みごとについておよせください。いただいた投稿から選考した相談内容について、編集部や専⾨家がお答えします。
※回答が掲載されるのは選考された投稿のみです#苔 #茶葉 #セイヨウアブラナ #イワシ #サケ #ズッキーニ #チューリップ #サニーレタス #タコ #わかめ #小松菜 #海苔 #玉ねぎ #キャベツ #エリンギ #カブ #ショウガ #大根 #サツマイモ #ソバ #サトウキビ #あわび #トマト #アサリ #にんじん #シークワーサー #レタス #きゅうり #ネギ #ごぼう #みょうが #白菜 #里芋 #菊 #ナス #ゴーヤ #ピーマン #ほうれん草 #チンゲン菜 #春菊 #アスパラガス #ニラ #にんにく #ミツバチ #ブロッコリー #肉豚 #らっきょう #採卵鶏 #水菜 #ブロイラー鶏 #かぼちゃ #空芯菜 #さやいんげん #シラス #イワナ #そら豆 #ヤマメ #ニジマス #さやえんどう #藻 #グリーンピース #大麦 #唐辛子 #カリフラワー #オクラ #ホップ #りんご #てんさい #梨 #ながいも #びわ #レンコン #みかん #スモモ #グレープフルーツ #レモン #金柑 #ライチ #ブリ #梅 #あんず #桃 #さくらんぼ #いちご #ヒラタケ #メロン #舞茸 #すいか #ぶどう #柿 #ハスカップ #キウイフルーツ #ラッカセイ #いちじく #ザクロ #オリーブ #ブルーベリー #パイナップル #フグ #バナナ #マンゴー #アボカド #小豆 #インゲン豆 #小麦 #ごま #米 #大豆 #とうもろこし #プルーン #タバコ #椿 #カーネーション #バラ #ユリ #デルフィニウム #トルコギキョウ #ヒノキ #スギ #ケヤキ #マツ #モミ #しいたけ #たけのこ #栗 #くるみ #肉用牛 #乳用牛 #羊 #馬 #養蚕 #カツオ #マグロ #サバ #サンマ #イカ #かに #鯛 #たら #タチウオ #ヒラメ #カレイ #アジ #ウナギ #ドジョウ #コイ #アユ #金魚 #エビ #スッポン #牡蠣 #ホタテ #マスカット #じゃがいも
#健康 #近所トラブル #獣害 #業者選び #商品選び #有機栽培 #ビニールハウス #定置網 #刺し網 #延縄 #底びき網 #巻き網 #一本釣り #働き方 #ネット販売 #直売所 #離島 #学校 #相続 #トラクター #休耕地 #出荷 #収穫 #無農薬 #雑草 #イノシシ対策 #シカ対策 #緑肥 #農福連携 #技能実習制度 #特定技能制度 #家族 #新型コロナ #融資 #人材 #法律 #マーケティング #スマート農業 #スマート漁業 #6次産業 #最新機器 #異常気象 #病害虫 #ドローン #流行 #防犯・盗難 #地域 #団体組織 #人間関係 #SDGs #魚食 #市場 #伝統漁法 #保険 #修理 #社会貢献
この続きをご利⽤いただくには
無料のユーザー登録が必要です
当サイトで禁⽌されているコメントや⾏為は、利⽤規約とコメントポリシーで規定されています。コメントポリシーに違反していると思う理由を選択し、問題点をお知らせください。
なお、特定のユーザーのコメントを閲覧したくない場合には、ユーザー単位で⾮表⽰に設定することが可能です。
※報告していただいた内容が、YUIME Japan以外の第三者に伝わることはありません。※いただいた報告は、専⾨チームが1件ずつ確認いたします。
有元操
アリ元技術士事務所 所長
ウニの栽培漁業は、孵化した幼生に珪藻類を与えて育て、海へ放流します
ウニの栽培漁業
ウニの栽培漁業は、卵から稚ウニを育て、天然海域に放流し、大きくして漁獲します。
ウニ類の漁獲量は減少傾向にあり、全国で種苗放流が行われ、令和元年には約6,300万個が放流されています。
最近、北海道では赤潮が発生し、大量のウニが死亡して大きな漁業被害がでました。
ウニは北海道から沖縄まで幅広い地域で生息するため、種類により飼育水温、採卵方法、餌料が異なります。
沖縄県ではシラヒゲウニ、北海道ではエゾバフンウニ、長崎県ではアカウニ、茨木県ではムラサキウニ等が放流されています。
栽培漁業の仕組みについてはこちらをご覧ください
「栽培漁業はどのような仕組みで行われているのですか?」
親ウニの確保と採卵
アカウニ、バフンウニ、シラヒゲウニ、エゾバフンウニ等では、産卵期前に天然の親ウニを採集し、1ヵ月以上陸上水槽で飼育して成熟させ、人工受精で採卵します。
ウニは雄雌異体ですが、雌雄とも人工受精前に口器を取り除き、体腔内を洗浄します。
そして、雌雄を別々のスチロール棒瓶に入れ、ウニをさかさまに置いて放卵・放精させ、卵と精子液を「湿導法」により受精させます。
なお、KCLを誘発剤として用いる場合もあります。
また、アカウニやシラヒゲウニの成熟が進んだ個体は、紫外線照射海水を使用することで放卵・放精させ、受精卵を得ることができます。
受精卵は小型の水槽に収容し、ふ化させます。
ふ化幼生の回収と飼育
受精卵は、おおよそ1,400個/㎠を目安にふ化容器に収容します。
ふ化した幼生は、受精後24時間を目安にサイフォンで回収し、おおよそ1KLの水槽に移して飼育します。
餌には市販の濃縮珪藻を使用しますが、キートセロス・ネオグラシーレなどを培養したものも用いる場合もあります。
浮遊幼生の発育が進みウニ原基が発達したら、付着珪藻を繁殖させた付着珪藻版(付着珪藻を付着させた波板)を水槽に設置します。
幼生は、腕が4本の4腕期、6本の6腕期、8本の8腕期を経て、3週間程で稚ウニになります。
殻径が10mmを超えたものを波板から剥離し、剥離後にネトロン小割生簀に収容し、飼育を継続します。
飼育水温は15~20℃で管理し、餌料として付着珪藻、アナアオサ、コンブ等の藻類を与えます。
取り上げ・放流
種類により異なりますが、稚ウニの殻径が15mmを超えたら発砲スチロールに入れ、放流場所まで輸送し、放流します。
放流場所は、藻類が繁茂する岩礁地帯で、ヒトデやカニ等の外敵が少ない場所に放流します。
この時、稚ウニが高密度にならないよう注意します。
また、潮通しが悪い場所や、波あたりが強く底石や砂の移動が大きいところは避けます。
なるべく水温が10℃以下、20℃以上とならない時期に放流します。一般的に15mm以上の大型種苗の方が放流効果は高いと言われています。
ウニのブランド化
ウニの養殖では、餌を工夫して付加価値をつけるという研究が進められています。
宮城県石巻市では、宮城水産高が県漁協の協力を得て、キタムラサキウニにキャベツ、白菜、ホヤ、昆布の4種類の餌を与え、約2ヶ月間飼育しました。
いずれの餌でも成長が良く、キャベツを与えた場合が、一番甘みが強いという結果となりました。
また、福井県小浜市の県栽培漁業センターでは、廃棄レタスを餌にしてアカウニを育成したり、神奈川県においても野菜残渣をムラサキウニに与える実験が行われ、山口県下関市においてもムラサキウニにトマトなどの地野菜を与えるなど、各地でブランド化が進められています。
このお悩みの監修者
有元操
アリ元技術士事務所 所長
国立研究開発法人水産総合研究センター 増養殖研究所の部長や本部の研究開発コーディネーターを歴任。シマアジのウイルス性神経壊死症(VNN)が初めて発生した際に、原因解明し、対策を講じ、シマアジ種苗の生産性を回復させた。博士(農学)、技術士(水産分野)