イワシの巻き網漁をしている漁師です。漁師になってからまだ日も浅いので、親方や先輩に教わりながら経験を積んでいます。
イワシの漁獲量について教えてほしいのですが、自分の中では「よく獲れたな」と感じていても、親方や先輩は「不漁だな」と呟いていることがあります。
まだ未熟なのでどの程度獲れれば大漁なのか判別できませんが、魚の資源管理が問題になっていると聞いているので、いまイワシがどれくらい獲れるものなのか知っておきたいです。
昔はもっとイワシが獲れたのでしょうか?
イワシの巻き網漁をしている漁師です。漁師になってからまだ日も浅いので、親方や先輩に教わりながら経験を積んでいます。
イワシの漁獲量について教えてほしいのですが、自分の中では「よく獲れたな」と感じていても、親方や先輩は「不漁だな」と呟いていることがあります。
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時村宗春
公益財団法人 海外漁業協力財団 技術顧問
イワシ類の漁獲量は増加傾向。種類ごと地域ごとに適切な漁をしましょう
イワシ類の漁獲量
日本のイワシ類(マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシ、シラス)の漁獲量は、農林水産省の海面漁業生産統計調査によると、令和2年にここ10年で最大の漁獲量(944,027t)を記録し、10年前の平成22年の漁獲量(542,234t)と比較すると、約75%も増加しています。
漁獲量全国1位は茨城県で、漁獲量は229,602tです。中でも神栖市、北茨城市、日立市の水揚げが多くなっています。
2番目に多いのが長崎県で、漁獲量は61,542t。漁獲量が3番目に多いのは宮城県で、漁獲量は53107tです。
イワシの魚種別で見る漁獲量
マイワシの漁獲量
最近のイワシ類で最も漁獲量が多いのはマイワシで、その漁獲量は令和2年にここ10年で最大の漁獲量(698,359t)を記録し、平成22年の漁獲量(70,159t)と比べて約10倍ほどに増えています。
しかし、1978年には今の10倍の約700万tの漁獲があり、環境の変化などの影響で大きく変動するので、今後、資源がどの水準まで増加するのか、いつまで好漁が続くかはわかりません。
マイワシの漁獲量の1位も茨城県で、漁獲量は223,966t。2番目に多いのは宮城県(51,718t)で、3番目に多いのが鳥取県(50,243t)です。
大海区別に見ると、太平洋北区で353,771tを漁獲しており、マイワシ漁にとって一番良い海域であることがわかります。
しかし、資源の大変動に伴って漁場も大きく変化し、例えば豊漁期(1980年代や現在)には三陸北部や道東沖にも漁場が形成されますが、不漁期(1990年代など)になると、形成されなくなります。
ウルメイワシの漁獲量
ウルメイワシは、マイワシやカタクチイワシより暖かい海域に生息し、沿岸性の魚類で沖合域に分布を広げることもないことから、資源もマイワシやカタクチイワシより変動しにくいという傾向があります。
ウルメイワシの漁獲量は、平成28年に97,871tの漁獲量を記録しましたが、その後、漁獲量は下がり続け、令和2年には42,568tになっています。
令和2年の都道府県別の漁獲量1位は宮崎県で、漁獲量は10,670tです。2番目に多いのは長崎県で8,863t、3番目に多いのが愛媛県で4,700tになっており、近年は減少傾向です。
大海区別では、太平洋南区で20,282t漁獲されています。
カタクチイワシの漁獲量
マイワシほどではありませんが、カタクチイワシも資源量が大きく変動し、それに伴って特に沖合域の分布が変化しています。
資源の変動は、マイワシと逆(マイワシが増えればカタクチイワシが減る、マイワシが減ればカタクチイワシが増える)の傾向があります。
カタクチイワシの令和2年の漁獲量は143,857tで、10年前の平成22年の漁獲量(350,683t)と比較すると、約60%も減少しています。
漁獲量1位は長崎県で漁獲量は25,106t、2番目に多いのが三重県で17,738t、3番目に多いのが愛知県で15,995tです。
大海区別だと、太平洋中区で44,591tを漁獲しており、瀬戸内海区でも40,760t捕獲されています。
広島県、香川県、愛媛県が連携してカタクチイワシの資源管理の取組みを実施しています。
シラスの漁獲量
シラスはイワシ類などの稚魚を示す総称として使われていますが、ほとんどがカタクチイワシの稚魚です。
シラスの令和2年の漁獲量は59,244tで、10年前の平成22年の漁獲量(71,843t)と比べると、21%減少しています。
一番漁獲量が多いのは兵庫県で13,972t、次いで愛知県(9,428t)、3番目に静岡県(6,126t)になります。
もっとも漁獲量が多い大海区は、瀬戸内海区の27,446tで、2番目に太平洋中区の16,894tになります。
シラスの漁獲量の減少は、親であるカタクチイワシ資源の減少と関係している可能性がありますが、シラスが名産になっている相模湾や駿河湾での漁獲量が減少していることには、黒潮大蛇行の影響(相模湾、駿河湾に来遊しないこと)もあるのではないかと、注目されています。
シラスは、漁獲対象とする魚の大きさが地域で異なるので、地域の状況に合わせた資源管理が必要です。
このお悩みの監修者
時村宗春
公益財団法人 海外漁業協力財団 技術顧問
元独立行政法人水産総合研究センター中央水産研究所長。農学博士。日本の漁業・水産関連の研究だけでなく『韓国の漁業』『東シナ海・黄海の魚類誌』など、東アジアの水産関連の著書も執筆。現在は、太平洋島嶼国等を対象とした漁業支援や研修等を担当。