ライチの栽培にかかる期間について知りたいです

ライチの栽培期間は苗を植えてから収穫まで3年〜5年かかります

種を植えてから収穫までの期間

ライチを種の状態から育てた場合、収穫まで長くて10年以上かかることもあります。そのため、営利栽培では苗木（取り木苗もしくは接ぎ木苗）から育てることが一般的です。

しかし、それでも苗を植えてから実がなりだし収穫できるまでは、時間がかかります。

苗を植えてある程度の大きさの木になるまで3年ほどかかります。

そこから実をつけて、本格的に収穫できるほど成長するまでに、その後、1〜2年ほどを必要とします。

ライチ栽培の施肥の期間

ライチの施肥は3月～10月（沖縄では2～10月）の間、2〜4カ月間に1度行います。そうすることで、新芽や花芽の増加、結実の促進が行われます。

冬の寒さが厳しい時期には、肥料を与える必要はありません。

ライチ栽培の剪定の期間

ライチの木は上へ上へと伸び続け、約10メートルほどまで成長します。

しかし、伸びすぎると収穫がしづらくなるとともに着花もしづらくなので、樹高を2〜3メートルに抑えるために剪定を行います。

剪定は基本的に収穫後の9月〜10月（沖縄では8月前後）に枝を切っていきます。

すべての側枝を2～3節残して切り返し、新梢（芽）を発生させて、「結果母枝（果実が結実する枝）」にしましょう。

側枝とは？
樹の骨格となる枝を主枝と呼び、主枝から発生する枝を亜主枝と呼びます。その亜主枝から発生する枝を側枝と呼びます

切り返しとは？
枝の基部ではなく、途中で切ること

収穫前の5月〜6月でも、木に日光が届くよう間引きの剪定が必要な場合もあります。

間引きとは？
枝の基部から切ること

ライチ栽培の収穫の期間

ライチの収穫期間は品種にもよりますが、6月〜8月までの約3カ月間になります。果実の着色に注意して、適切なタイミングで収穫をしましょう。

未熟果は緑色ですが、成熟すると果実が丸みを帯びて果皮が黄緑色から紅色に変わってきます。また、完熟した果実の果皮色は、ピンク色から濃紅色まで品種によってさまざまです。

「新富ライチ」は5月下旬〜7月上旬、「太陽の真珠」は6月下旬〜8月中旬が収穫時期になります。

収穫の時期や必要な道具、ポイントについてはこちらをご覧ください
「ライチの収穫方法や収穫時のポイントについて知りたい」
「ライチの収穫時期はいつ頃ですか？家族経営なので、計画を立てたいです」