新たに真鯛の養殖を検討している養殖業者です。
真鯛の養殖について調べるうちに、真鯛養殖では、質の良い成魚を育てるために、餌が大切な要素になると知りました。
MPやDPを与えるべきかなと思いますが、具体的にどのタイミングで、どんな餌を与えるべきなのでしょうか?
また、餌の与え方を工夫して、ブランド化している地域があるという話も耳にしました。
参考にしたいので、どのような事例があるのか教えてほしいです。
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中平博史
全国海水養魚協会 専務理事
真鯛はドライペレットなどの配合飼料を自動給餌機で与えて養殖します
養殖真鯛の餌の与え方
稚魚から成魚になるまで
稚魚を仕入れて、生簀や水槽などで飼育し、大きく成長させてから出荷する方法を養殖といいます。
真鯛の養殖では、15gほどの稚魚を仕入れた後、1〜3kgの大きさになるまで2〜3年ほど養殖します。
餌は生の魚を与える生餌、半生の固形飼料モイストペレット、乾燥した固形飼料のドライペレットがあり、特徴を理解して与えると良いでしょう。
長崎県総合水産試験場の実験データによると、稚魚から1歳までは、週5〜6日の給餌の場合が効率良く成長し、それ以降は週3〜4日ほどが効率良く育つ傾向にあります。
毎日給餌は成長が早い反面、餌料効率が悪化します。また、魚の内臓への負担が大きくなり、感染症の被害が大きくなる場合があるため、休餌日を設けることが重要です。
無給餌日を設けると空腹が刺激となり、食いつきが良くなるという生産者の声もあります。
海水温が高い時期は、餌の消化吸収が早く、成長が早くなるため、給餌頻度は多めに与えます。
逆に海水温が低い時期は、餌の消化吸収が遅く、成長が遅くなるため、給餌頻度は少なめに調整します。
ふ化から稚魚になるまで
卵から成魚になるまで、全て人の手で管理する技術を完全養殖といいます。
親魚から採卵して人工ふ化させた後、成魚になるまで育て、そのサイクルを繰り返し行います。真鯛は、完全養殖の技術が確立されている魚種です。
卵からふ化してすぐは、お腹の中に蓄えた栄養分で育ち、ふ化してから2日ほどで餌を食べ始めます。
最初の餌は、シオミズツボワムシという生きた動物プランクトンです。
3週間ほど経過すると、稚魚も大きくなるため、餌もアルテミアという大きめの動物プランクトンに切り替えます。
さらに大きくなると、人工配合飼料に切り替えます。人工配合飼料は、イワシやオキアミを粉末状にしたものにビタミンなどを配合した飼料が良いでしょう。
6〜7週間ほどすると、3センチくらいの大きさになるため、陸上水槽から海上に浮かべた網、つまり生簀へと稚魚をうつします。
生簀での飼育は、1日に3〜5回の人工配合飼料を与えましょう。稚魚の食べ具合を見ながら与えるのが目安です。
体調が10センチほどに育つと、各地の養殖業者へ出荷されます。
真鯛養殖の餌の種類
生餌
生餌は、生の小魚をそのまま与える餌をいいます。
水揚げされた魚の中で、人間の食料に向かないような小さい魚や、多獲性の魚で人の食用から余った魚を、生餌として利用しています。
真鯛養殖では、かつては生餌が主流でした。
生餌は、水揚げ量に左右され、安定した仕入れが難しいので、冷凍してストックしておくことが多いです。
そのため、保管用の冷凍庫が必要となり、また真鯛に給餌する前には、解凍する手間がかかります。
モイストペレット(MP)
モイストペレットは、固形タイプの半生で湿っている状態の餌です。
生の魚や、フィッシュミールとよばれる魚の粉を混ぜて作られますが、魚の成長に合わせて必要なビタミンなどの栄養分を加えたりもできます。
真鯛の成長具合や餌の食べ方によって、餌の配合を変えたり、大きさを変えたり独自の餌を作製できます。
ドライペレット(DP)
ドライペレットは、魚粉にビタミンやミネラルなどを混ぜて作る乾燥した餌で、水分をほとんど含みません。
生餌やモイストペレットに比べて栄養価が高く、保管がしやすい点が特徴です。
なかでもエクストルーデッドペレット(EP)と呼ばれる飼料が、近年普及しています。
ペレットを多孔質状態にした餌で、ゆっくりと沈むため真鯛が食べやすく、栄養分を吸収しやすくなっています。
水分含有量はドライペレットよりもさらに少なく、保管にも優れた餌です。
真鯛養殖の給餌方法
真鯛の養殖では、太陽光発電で動く自動給餌機による給餌方法が多くなっています。
給餌方法は、他にも手撒き方法や、給餌船方法があります。
自動給餌機は、生け簀まで出向くことなく、タイマー操作によって自動で餌やりができる点がメリットです。
生簀の中央まで橋をかけて、機械を設置します。
真鯛養殖の餌の工夫
餌にこだわるブランド真鯛
餌にこだわって生産し、真鯛のブランド化に取り組む地域も見られます。
ブランド真鯛には、名産のオリーブの葉の粉末を加えた餌を20日以上与えて育てた「オリーブまだい」(愛媛県)や、特産の柑橘類や茶葉、海藻を混ぜた餌を使用した「伊勢まだい」(三重県)があります。
最近では、世界ではじめて昆虫を含む飼料で養殖した真鯛が愛媛大学などのグループで開発され、「えひめ鯛」と名付けられています。
ICT技術の導入
真鯛の養殖では、餌のコスト低下が課題の一つとなっており、近年ではICT技術を使ったコスト低下に取り組んでいます。
例えば、スマートフォンと自動給餌機をインターネットで繋げ、アプリ上で自動給餌機の遠隔操作が可能です。
また、自動給餌機に設置された水中カメラでは、真鯛が餌を食べる様子をライブ映像で確認できます。
餌の食いつきの様子を観察しながら、餌の頻度を調節して無駄をなくすことで、コストカットを目指しています。
このお悩みの監修者
中平博史
全国海水養魚協会 専務理事
全国海水養魚協会の専務理事や一般社団法人マリン・エコラベル・ジャパン協議会の理事を務める、魚類養殖業のプロフェッショナル。養殖水産物の輸出や赤潮などの環境保全対策活動にも携わっている。