普段、みかんを栽培している農家です。近くの圃場を借りられることができたので、みかん以外の作物をはじめようかと考えています。
友人の農家に相談したところ、アボカドが近くの道の駅で売れていると聞き、興味を持っています。
しかし、アボカドを栽培した経験はなく、みかん栽培と同じ環境下で育てられるのか不安です。
栽培に適した気温や注意点を教えていただけないでしょうか。
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橋本純子
株式会社アンファーム 栽培担当
アボガドは品種によって耐寒温度に差があるため、栽培する地域に適した品種を選ぶことが重要
アボカド栽培に適した気温
世界的に有名なアボカドの産地メキシコの山間部では、昼間の気温が約30℃、夜間は約10℃と1日の激しい寒暖差を利用し、油分をたっぷり蓄えた美味しいアボカドを栽培している地域が多いです。
そのため、日本でアボカドを栽培する場合は、亜熱帯地域である沖縄や柑橘類の栽培ができる温暖な地域が適しているといわれています。
しかし熱帯果樹と思われることも多いアボカドですが、耐寒性のある品種も存在し、品種によってはマイナス6℃まで耐えられるものもあります。
日本でアボカドを栽培する上で、寒さ対策は重要なポイントです。
メキシコなどでアボカドを栽培している地域は、温暖な気候であっても冬期は0℃を下回る場合もあり、特に冷気が滞留する谷間などの場所では生育不良が発生するケースが報告されています。
弊社圃場においても、冷気が滞留する場所では冬場に寒さで樹が枯れるなど、上手く越冬できない場合もあります。
アボカド栽培する場合は、栽培する地域の厳冬期の最低気温が何℃まで下がるのかを確認し、その地域の寒さに合った耐寒性の品種を選定しましょう。
日本で育てやすい品種
アボカドの品種は1000以上あるといわれており、それぞれに特性があります。
大きく分けて3種類の系統に加えて交雑系統が存在し、品種によって耐寒温度が異なります。
系統
耐寒温度
メキシコ系
マイナス4~6℃程度
グアテマラ系
マイナス2℃程度
西インド諸島系
0℃程度
それらの交雑系
品種によって異なる
日本におけるアボカドの栽培は、亜熱帯地域である沖縄においては比較的どの品種でも栽培可能です。
しかし、本州地域では栽培地域の最低気温を確認し、その気候にあった耐寒性のある品種を選ぶことが重要です。
露地栽培ではメキシコ系とグアテマラ系の交雑系である「ベーコン」や「フェルテ」が多く栽培されています。
マイナス4℃程度まで耐寒性があり、日本でも比較的栽培しやすい品種です。
しかし、ハウス栽培などで温度や湿度の調整ができる環境であれば、どの品種であっても栽培は可能でしょう。
また品種選定において忘れてならないのが開花型の違う品種を組み合わせることです。
アボカドは両性花であるものの、雄しべと雌しべの活動時間がずれる雌雄異熟型です。
開花型
1日目
午前
2日目
午後
Aタイプ
雌花♀
雄花♂
Bタイプ
雄花♂
雌花♀
10,000分の1と言われるアボカドの結果率を上げるには、品種の耐寒性だけでなく、AタイプとBタイプを上手く組み合わせることも重要になってきます。
露地栽培とハウス栽培の違い
日本では、アボカドを栽培する方法として、露地栽培とハウス栽培の2つの方法があります。
露地栽培
露地栽培はハウスなどの施設を使わず、屋外の畑で栽培する方法です。
もともとある土地の土壌と気候を利用して栽培するので、ハウスの設置や気温を調整するための機器などを用意する必要がなく、初期費用のコストも少なく済みます。
アボカド栽培に適した気候の地域で栽培すれば、ハウスよりも大規模な栽培が可能で大量の収穫も見込めます。
露地栽培の方法についてはこちらをご覧ください
「アボカドの露地栽培を始めたいので、特徴や注意点を教えてください」
「アボカドを露地栽培したい。栽培に適した土壌の条件や土づくりのポイントは?」
ハウス栽培
ハウス栽培とは、ビニールハウスを活用した栽培方法です。
外部環境から遮断し、理想の栽培環境を作り出せるため新規就農者にとっては比較的チャレンジしやすい方法です。
また、露地栽培の場合はアボカドを栽培する地域の気候によって品種を選ぶ必要がありますが、ハウス栽培では温度管理が可能であるためアボカドの耐寒温度を気にせず幅広い品種を栽培できます。
アボカドの基本的な栽培方法はこちらをご覧ください
「アボカドはどのように栽培すればいい?注意点などアドバイスをいただきたいです」
露地栽培とハウス栽培の注意点
アボカド栽培における注意点は、露地とハウスで栽培する場合でそれぞれ異なります。
露地栽培の場合
露地栽培における注意点は、以下の3つです。
・苗木を植栽する場所の冬場の最低気温の把握(冬場の朝日が出来るだけ早く当たり強風が吹かない場所なら最高)
・水はけの良い場所の選定(真砂土土壌など)
・害虫に注意する
露地栽培でアボカドを育てたい場合は、栽培する地域の厳冬期の最低気温と朝日が当たり始める時間を把握することから始めましょう。
温暖な地域であっても冬期は0℃を下回る場合もあります。耐寒性のあるアボカド品種であっても、若い苗木は寒さに弱いことがほとんどです。
冬場は寒さから苗木を守るため、定植してから1~2年は冬囲いをして越冬を手助けしてあげると良いです。
また、植栽する場所も重要です。
アボカドは、果樹の中でも根が浅く酸素要求量が高いため、水はけが悪い土壌では根腐れを起こし、枯れるリスクが高くなります。粘土質土壌は避けるほうが良いでしょう。
ミカン栽培と同じように、水はけがよく気流も停滞しない日当たりのよい傾斜地があれば最高です。
また、もうひとつの注意点はアボカドは土壌乾燥にも弱い果樹だということです。
冬場の寒さ対策を乗り越えたとしても、夏場の直射日光や日照りで土壌が乾燥すると枯れてしまいます。特に夏場は、積極的な潅水を行いましょう。
稲藁や刈り取った雑草、落ち葉などの有機物マルチも土壌乾燥を防ぐ一つの方法です。
露地栽培において避けられないのが害虫です。
アボカドの天敵であるカメムシは、吸汁や果肉を荒らし、傷痕によっては、追熟もうまくいかない場合があります。
害虫対策としてアボカドの露地栽培農家で広く採用されているのが、果実に袋がけをする方法です。
害虫対策としては効果がありますが、袋がけには果実の成長が確認しにくいことや、アボカドは生理落果も多いので袋がけの手間が合わないというデメリットもあります。
因みに弊社圃場では袋掛けは行っていません。デメリットを踏まえた上で行うか否か、の判断をしましょう。
ハウス栽培の場合
ハウス栽培における注意点は、以下の4つです。
・夏場の暑さ対策
・ハウスに合わせた高さや枝の剪定
・水やり
・受粉用の昆虫の培養
アボカドのハウス栽培は、露地栽培に比べ冬場の低温期を乗り越えやすいという利点もありますが、夏場の暑さ対策には注意が必要です。
熱帯果樹とはいえ、ハウス内の気温が高すぎると樹が枯れてしまうため、温度調整と風通しを良くするためビニールを開閉し調整してください。
夏場は特にハウス内は高温になるため天井付近の枝や葉が日焼けし枯れることもあります。その対策として遮光ネットの使用も有用です。
また、ハウス栽培は露地栽培と違い、狭い環境で栽培することになるため、枝が混み合わないよう、定期的に不要な枝を間引く剪定作業が必要となります。
剪定には、風通しを良くするほか病気や害虫の蔓延を防ぐ効果もあります。ビニールハウス内の広さに合わせ、樹の高さや幅を調整しましょう。
また、土壌が乾燥しないよう、ハウス内の温度と土壌の乾燥具合を見ながらの灌水や開花時期には受粉用の昆虫を培養し、ハウス内に放つという作業も必要です。
ハウス栽培は、アボカドの品種を問わず栽培できるため新規就農者には育てやすい栽培方法ですが、手のかかる作業が必要となること、特に温度調整のためのビニールの開け閉めは冬場でも必要だという事は認識しておきましょう。
寒い地域での栽培についてはこちらもご覧ください
「寒冷地でアボカドは栽培できる?栽培上の注意点を教えて」
まとめ
主に熱帯地域で栽培されているアボカドですが、品種によっては耐寒性があり、日本でも栽培できる品種が多く存在します。
アボカド栽培を検討する際は、栽培地域の選定、栽培方法を選定したうえで、育てやすい品種を選びましょう。
このお悩みの監修者
橋本純子
株式会社アンファーム 栽培担当
前職で仕事に役立てるためにAICに通ったことがきっかけで就農を志す。研修先の香 川県三豊市でアンファーム社長、安藤数義氏と出会い2016年株式会社「アンファー ム」に入社。アボカド産地化に日々奮闘中。アボカドの栽培を通じて地域と農業の魅力発信を行っている。