これまで妻とふたりで農作業をやってきましたが、最近、20代の娘が「私もなにかできることをやるよ」と農作業を手伝ってくれるようになりました。
まずは草刈りをやってもらいたいと思い、私が昔から使っていた愛用の草刈り機で作業をお願いしました。
しかしいざやってもらうと、娘いわく「怖くてもうできない」とのこと。
草刈り機がとても重たくて扱いが難しく、さらに石や枝のようなものを巻き込んだときに機械に身体を持っていかれそうになったのが相当怖かったようです。
本人としては手伝いたい気持ちはあるので、自分にも使える草刈り機があればいいのにと残念がっていました。
自分自身、30年近く同じ草刈り機を使っていますし、草刈り機なんてどれも同じようなものなのかなと思っていましたが、力の弱い女性でも簡単で安全に扱える草刈り機があるなら娘のためにも買い替えを検討したいです。
(北海道・吉岡正人さん/仮名・60代)
東 直斗
株式会社クリアー
簡単に取り扱うことができるのはバッテリー式刈払機がおすすめです
さまざまな世代や体格の人が安全で簡単に取り扱うことができるというのであれば、バッテリー式の刈払機はいかがでしょうか。エンジン式と比べてパワーは劣りますが、バッテリーがないぶん軽量で扱いやすいのが特徴です。
充電式なので、1日中作業という訳にはいきませんが、刈刃やモーターが電子制御されていて、従来より安全性が高いものが多いですよ。
さらに最近では、バッテリー式でも36Vとパワフルなものが各農機具メーカーから発売されているので、扱いやすい商品がきっと見つかると思います。
また、そもそも肩掛け式を使うのが大変ということであれば、手押しタイプの刈払機も検討してみてはいかがでしょうか。
また、最近の新商品のなかで、特に重いものを持つのが苦手な方におすすめのものがあります。
丸山製作所の草刈機(刈払機)「かる〜の」です。農業女子PJメンバーのリアルな声から誕生したという刈払機とのことです。
一番の特徴は「Lバンドここちe」という機能です。両肩と腰バンドで重さを分散させ、肩の負担を減らす仕様になっています。
超軽量&超低振動で、20ccクラスながら23cc並みのパワーを発揮する本格派。他にもちょっとしたポーチがついていたりと、使いやすさと見た目にもこだわりが詰まっています。
さまざまな年代や体格の方に向けて、メーカーもいろいろと機械の改善を行っていますので、ぜひ娘さんと一緒に探してみて下さい。