前からほしいと思っていた型式のトラクターを中古農機具店で購入しました。
購入先からは「一通りの整備はやっていますが、グリスアップなどは定期的にご自身でしっかりやってください。動きや寿命が全然違ってきますから」とアドバイスされました。
正直いうと、今回初めてトラクターを所有するので、グリスアップはやったことはありません。
駆動部などに行うのは理解できますが、間違って余計な場所にまでやってしまいそうでこわいです。
そこで、グリスアップを施す場所など、基本的なポイントを教えていただきたいです。
(埼玉県・大塚さん/仮名・30代)
東 直斗
株式会社クリアー
作業終了後に、前輪駆動部やペダル、ロータリー部のグリスニップルを狙って
グリスは、オイルより粘土が高い半固体状の潤滑剤で、金属部品が擦れ合う部分に摩耗を防ぐために行うことをグリスアップと言います。
機種によって異なりますが、クラッチペダル・ブレーキペダル・前輪の駆動部やロータリー部にグリスニップルなどの注油箇所がある場合が多いと思いますので、そういった駆動部の古くなったグリスをウェスなどで拭き取ったのち、グリスガンを使ってグリスを打ち込めばOKです。
タイミングについては決まった時期はありませんが、作業終了後など点検の際に一緒にやってもらえたらいいかなと思います。