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サツマイモ栽培での一条植えと二条植えのメリット・デメリットを教えてください

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サツマイモ栽培での一条植えと二条植えのメリット・デメリットを教えてください

東京都にある15アールの圃場で、新しく「紅はるか」を育てようと考えています。

初めてのサツマイモ栽培なのでいろいろと調べていたところ、一条植えで栽培するのが一般的なようですが、二条植えで栽培されている農家さんもいらっしゃるようです。

農業機械も保有しているため、一条でも二条でも対応できそうなのですが、どちらにしたらよいのか悩んでいます。

自分に合った方法で始めたいと思っているので、一条植えと二条植えのメリット、デメリットについて教えていただきたいです。
(東京都・黒田正さん/仮名・50代)

山川 理

山川アグリコンサルツ代表、農学博士

二条植えだと一度に2列を収穫できるメリットもありますが、品質の観点では良い結果になりません

サツマイモは栽植密度(単位面積当たりの植え付け本数)による収量性の違いが現れにくい作物です。

少ない本数ではイモが大きくなる、逆に多い本数ではイモが小さくなることで、本数の違いを補う特徴があるからです。

二条植えは栽植密度が多くなるので、イモが小さくなりやすいと思います。

また密植にするには、苗が多く必要になったり、植えつけの手間が増えるなどのデメリットもあります。

機械収穫の場合には、やや広めの畝を作って二条植えすることで一度に2列を収穫できるというメリットもありますが、イモの品質の観点からは良い結果は得られないのではないでしょうか?

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