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草刈機はどう保管するのが正しいのでしょうか?

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草刈機はどう保管するのが正しいのでしょうか?

鳥取県大山町で農園を営んでおります。

草刈機はZENOAHのものを使っていますが、保管方法について教えて欲しいです。

普段は刃を上に垂直に立てて保管していますが、地面が混合油でにじむことがあり、正しい保管方法ではないのかな?と感じています。

どう保管するのが正しいのでしょうか?
(鳥取県・国田聡さん/仮名・30代)

松澤 努

農機具屋

草刈り作業が終わったら横置きにして保管をするのが最適です。長期保管をする場合は燃料を抜きましょう

草刈り作業が終わったら、刈払機の保管をしっかり行いたいですよね。

格納場所が広ければ、棚などを設置して横置きにして保管をするのが最適です。

長期の保管時(場所や条件によって違いますがおおむね1ヶ月以上)は燃料を抜いて、エンジンを始動してキャブレター内の燃料も燃焼させ空っぽにしてから置きましょう。

格納場所が狭く、仕方なく刈払機を立てて保管するのをたまに見かけます。ダメとは言いませんが、いくつか注意点があります。

まず、刈刃側を上にして保管が基本。エンジン側を上にすると重い方が上になるのでバランスが悪くなります。

しっかり固定しておかないと、落下して刈払機を破損させたり人に当りケガをさせたりする可能性がありますので注意しましょう。

また、燃料は抜いて立てかけます。燃料タンク内の燃料がキャップやブリーザー(エアー抜き)から漏れ出します。

下が油っぽくなり、火事の原因になりえます。燃料を入れっぱなしで長期の保管をすると、燃料タンク内やキャブレター内で燃料が腐食して次回の始動が困難になります。

また、燃料タンク内の燃料ホースが溶けたりフィルターが詰まったりします。始動の際には新鮮な新しい燃料を入れて始動すれば、エンジンの始動もよくトラブルは緩和されます。

さらに、エンジンが冷めてから立てかけることを徹底してください。エンジンが熱いうちはギヤーケース(刈刃が付いている所)も熱を持っています。

まだ温かいうちに立てかけると、ギヤーケースのグリスが溶けてシャフト内を通り、クラッチケースにグリスが混入することがあります。

クラッチの破損やクラッチ滑りに繋がります。こまめにグリスアップをする方は特に注意しましょう。

最後に、マフラーの出口に土蜂が巣を作ってしまうことも。ティッシュペーパーの切れ端を丸めた物や割りばしの切れ端を差し込んでおくと、土蜂の侵入を防げます。

軽く差し込んでおけば、たとえ取り忘れてもエンジンを始動した際に抜け落ちますよ。

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