集落の農事組合で3ヘクタールの水田を管理している農家です。
私の組合では主にコシヒカリを作っているのですが、毎年台風で稲が倒伏してしまうので弱っています。
特にコシヒカリは他の品種に比べて茎が細いわりに穂が重く、倒伏しやすい品種だと言われています。
倒伏が酷いと収穫作業に遅れが生じ、手間もかかります。
収穫期に稲の倒伏を防いだり、軽減する方法はあるのでしょうか?
(京都府・吉田さん/仮名・70代)
集落の農事組合で3ヘクタールの水田を管理している農家です。
私の組合では主にコシヒカリを作っているのですが、毎年台風で稲が倒伏してしまうので弱っています。
特にコシヒカリは他の品種に比べて茎が細いわりに穂が重く、倒伏しやすい品種だと言われています。
倒伏が酷いと収穫作業に遅れが生じ、手間もかかります。
収穫期に稲の倒伏を防いだり、軽減する方法はあるのでしょうか?
(京都府・吉田さん/仮名・70代)
会員登録と⼀緒に公式LINEに登録すると便利です。
業界ニュースやイベント情報などが届きます。
農業や漁業に関する悩みや疑問や不安、
悩みごとについておよせください。
いただいた投稿から選考した相談内容について、
編集部や専⾨家がお答えします。
\1分で簡単会員登録/
相談内容を投稿する頂いたご意⾒やご要望などをサイトの品質や機能向上のために役⽴たせて頂きます。
※匿名のフォームになっておりますので、返信はでき兼ねます。
会員登録すると人材募集の申し込みができます。
人手不足に悩んでいる農家・漁師様に人材支援を行なっています。お気軽にご相談ください。
会員のみ相談を投稿できます
仕事に関する悩みや疑問や不安、悩みごとについておよせください。いただいた投稿から選考した相談内容について、編集部や専⾨家がお答えします。
※回答が掲載されるのは選考された投稿のみです#苔 #茶葉 #セイヨウアブラナ #イワシ #サケ #ズッキーニ #チューリップ #サニーレタス #タコ #わかめ #小松菜 #海苔 #玉ねぎ #キャベツ #エリンギ #カブ #ショウガ #大根 #サツマイモ #ソバ #サトウキビ #あわび #トマト #アサリ #にんじん #シークワーサー #レタス #きゅうり #ネギ #ごぼう #みょうが #白菜 #里芋 #菊 #ナス #ゴーヤ #ピーマン #ほうれん草 #チンゲン菜 #春菊 #アスパラガス #ニラ #にんにく #ミツバチ #ブロッコリー #肉豚 #らっきょう #採卵鶏 #水菜 #ブロイラー鶏 #かぼちゃ #空芯菜 #さやいんげん #シラス #イワナ #そら豆 #ヤマメ #ニジマス #さやえんどう #藻 #グリーンピース #大麦 #唐辛子 #カリフラワー #オクラ #ホップ #りんご #てんさい #梨 #ながいも #びわ #レンコン #みかん #スモモ #グレープフルーツ #レモン #金柑 #ライチ #ブリ #梅 #あんず #桃 #さくらんぼ #いちご #ヒラタケ #メロン #舞茸 #すいか #ぶどう #柿 #ハスカップ #キウイフルーツ #ラッカセイ #いちじく #ザクロ #オリーブ #ブルーベリー #パイナップル #フグ #バナナ #マンゴー #アボカド #小豆 #インゲン豆 #小麦 #ごま #米 #大豆 #とうもろこし #プルーン #タバコ #椿 #カーネーション #バラ #ユリ #デルフィニウム #トルコギキョウ #ヒノキ #スギ #ケヤキ #マツ #モミ #しいたけ #たけのこ #栗 #くるみ #肉用牛 #乳用牛 #羊 #馬 #養蚕 #カツオ #マグロ #サバ #サンマ #イカ #かに #鯛 #たら #タチウオ #ヒラメ #カレイ #アジ #ウナギ #ドジョウ #コイ #アユ #金魚 #エビ #スッポン #牡蠣 #ホタテ #マスカット #じゃがいも
#健康 #近所トラブル #獣害 #業者選び #商品選び #有機栽培 #ビニールハウス #定置網 #刺し網 #延縄 #底びき網 #巻き網 #一本釣り #働き方 #ネット販売 #直売所 #離島 #学校 #相続 #トラクター #休耕地 #出荷 #収穫 #無農薬 #雑草 #イノシシ対策 #シカ対策 #緑肥 #農福連携 #技能実習制度 #特定技能制度 #家族 #新型コロナ #融資 #人材 #法律 #マーケティング #スマート農業 #スマート漁業 #6次産業 #最新機器 #異常気象 #病害虫 #ドローン #流行 #防犯・盗難 #地域 #団体組織 #人間関係 #SDGs #魚食 #市場 #伝統漁法 #保険 #修理 #社会貢献
この続きをご利⽤いただくには
無料のユーザー登録が必要です
当サイトで禁⽌されているコメントや⾏為は、利⽤規約とコメントポリシーで規定されています。コメントポリシーに違反していると思う理由を選択し、問題点をお知らせください。
なお、特定のユーザーのコメントを閲覧したくない場合には、ユーザー単位で⾮表⽰に設定することが可能です。
※報告していただいた内容が、YUIME Japan以外の第三者に伝わることはありません。※いただいた報告は、専⾨チームが1件ずつ確認いたします。
佐々木茂安
日本のお米をおいしくしたい。佐々木農業研究会代表/農業経営技術コンサルタント
倒伏に弱い品種は下位節間を短くし、病害虫の防除をしましょう
コシヒカリをはじめとする倒伏に弱い品種は、その特徴を知って対策を講じるとよいと思います。
コシヒカリが倒伏するのは、下位節間が伸びやすく、併せて多収を狙うことができるため、大きな穂を付けて、稲体の上の方が重くなってしまう背景にあります。
一方で、コシヒカリには、栽培の方法次第で、短稈にも長稈にもなるし、さらに1株あたりの穂の数が多く、小さい穂がつく「穂数型」にも、その反対に、1株あたりの穂が少ない分、大きな穂が育つ「穂重型」にもなり得ます。
つまり、「作り手の技術が活かしやすい品種」だといえるでしょう。
ですが、病虫害に対しては、抵抗性がそれほど強くないので、日ごろからよく観察して、愛情を持って栽培しなければならない品種とも言えます。
さて、倒伏対策は、形状改善がポイントになります。
つまり、草丈をあまり長くしないように育て、大きな穂をつけることもあるので、1株の穂にたくさん籾をつけすぎないなどの点を考慮してください。
ところで、稲わらはお米とほぼ同じ成分のセルロースが主原料であることをご存知でしょうか?
セルロースは糖(炭水化物)の分子が1本の鎖状につながったものです。このつながり方の違いでデンプンができます。セルロースとデンプンは兄弟のような関係なのです。
また、セルロースがより発達すると、木材のようなリグニンとなります。
お砂糖とデンプンくらいは連想できる範囲ですが、稲わらや木材も同じ成分で構造の違いだと言われても、なかなか理解しにくいかもしれませんが……。
横道にそれましたが、稲の下位節間(第4・第5節間)が伸びる原因の分析に戻ります。以前は、出穂前25日あたりの幼穂形成期の栄養状態が良いと、下位節間が伸びると言われていましたので、倒伏に弱い品種はこの時期の肥効を抑えるよう指導されたことがあるかもしれません。
ところで、なぜ節間が伸びるのか?と疑問に思われたことがありませんか?
植物の細胞には「液胞」が見られることがあります。液胞とは、老廃物の貯蔵庫としての機能を果たし、必要以上の窒素化合物などを蓄えておく場所です。液胞が大きくなると、細胞内の圧力が高くなります。その結果、植物が生長する過程で、かかる圧力が低い上部にも影響して、細長い細胞になります。
ここで、炭水化物が豊富にあると、窒素化合してアミノ酸となり、光合成などに貢献します。炭水化物が多いと、液胞は小さくなり、上には伸びず、茎が太くて短い短稈になります。
おわかりでしょう?倒伏のリスクを軽減させるためには炭水化物の蓄積が重要なのです。
炭水化物の蓄積には、光合成のほか、土壌中の有機物が関係します。
化成肥料を使うと、アミノ酸を作るために炭水化物が消費されます。化成肥料を使うと軟弱に育つのは、このためです。
まずは、有機質肥料などを用い、吸収できる炭水化物の量を増やしましょう。
下位節間を薬で短くすることもできます。「節間伸長抑制剤」でお調べ下さい。使用については、記載事項を遵守下さい。
また、紋枯病、ニカメイガ、ウンカ等の病害虫も倒伏の原因になります。発生状況を仲間の生産者と共有すると良いでしょう。
併せて、必要に応じて記載事項を遵守し、防除に努めてください。
倒伏に関係する病害虫対策も、実は炭水化物の蓄積に関係します。
写真のように、吸収できる炭水化物が増えることで茎が丈夫になり、養分を運ぶ能力があがり、障害にも強くなります。
最後に、翌年の栽培に使われる有機物の多くは、今年できた稲わらであること、この稲わらが早く吸収できる状態にすることが大事です。