宮崎で米農家を営んでいます。収穫の際には大量のもみ殻が出ますが、現在は廃棄業者に頼んで処分しています。
廃棄するのにお金がかかるのはしょうがないと思いますが、米の価格は増減が激しく売上も安定していないので、少しでもコストを抑えたいと考えています。
もみ殻は水分を吸収しないという性質があるので、この特徴を活かして再活用する方法はないものでしょうか?
費用を抑えるだけではなく、再活用で利益が出れば助かるのですが……。
(宮崎県・足立和美さん/仮名・50代)
宮崎で米農家を営んでいます。収穫の際には大量のもみ殻が出ますが、現在は廃棄業者に頼んで処分しています。
廃棄するのにお金がかかるのはしょうがないと思いますが、米の価格は増減が激しく売上も安定していないので、少しでもコストを抑えたいと考えています。
もみ殻は水分を吸収しないという性質があるので、この特徴を活かして再活用する方法はないものでしょうか?
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吉田俊道
農業法人(株)菌ちゃんふぁーむ 代表取締役
もみ殻は元気な野菜を作るための土づくりに活用できます
うちにとっては、もみ殻は喉から手が出るくらい欲しい宝物です。
以前はもみ殻くん炭(もみ殻を400度以下の低温でいぶし、炭化させたもの)を作っていましたが、1回作るのに1日かかるし、煙で周囲に迷惑もかかります。
そのため、いまでは以下のような方法でもみ殻を使っています。この方法を使えば、もみ殻だけで無施肥栽培(化学肥料を使わない栽培方法)も可能なんです。
冬の間、露地に1メートル以内の高さで平積みしておくと水分をはじかなくなり、やがて糸状菌が繁殖し、翌年の梅雨頃にはキノコが生えてます。そのもみ殻を使います。
1、高めの畝を作り、降雨時に溝に雨水が貯まらずに外部に流れ落ちるように溝の高低を調節しておきます。
2、溝の上にもみ殻をたっぷり5cm程度乗せます。そのうえに土を浅くかけます。溝上げ用の爪がついた管理機があると、広い面積で可能です。
3、黒マルチで覆い、両側をマルチ押さえで止めていきます。さらに、土のかたまりを50〜60cmおきに乗せます。これは風で飛ぶのを防止することと、マルチ内でも、土塊の下だけは常に濡れている状態にするのが目的です。
4、2カ月も放置すると、もみ殻は白い菌糸がいっぱい張って白くなっています。ちょうど秋野菜の植え付け適期なので、マルチに穴を開け、中のもみ殻をしっかり避けて、土の上にタネや苗をまきます。それで野菜が元気に育ちます。
窒素成分がないことで、糸状菌に窒素固定細菌が共生し、その糸状菌が野菜の根と合体して、野菜の根の一部として共生してとても元気に育ちます。
家庭菜園の規模ですが、もみ殻を活かした土づくりをしている動画もあるので、参考にしてみてください。
たけ
初めまして。
古々々米またはくず米等お持ちでしょうか。もしまだ保管されている古米がありましたら買取らせて頂きたいです。どの位の量をお持ちでしょうか。1t位〜全国何処へでもトラックで取りに伺います。また、もし大量在庫をお持ちの農家さんがいらっしゃいましたらご紹介頂けますと有難いです。