定置網にかかるクラゲを、時間をかけず簡単に処理する方法はありませんか？

YUIME Japan編集部 / 2022.03.09

漁法・養殖法

#定置網 #沿岸 #岩手県

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以前クラゲの大発生で大変な思いをしましたが、最近もまた定置網にクラゲがかかってきています。

クラゲが網に入ると、クラゲの棘が魚に刺さったり、水揚げに時間がかかったりと、獲れた魚の品質が悪くなります。

クラゲを少しでも時間をかけずに処理するにはどうしたらいいのでしょうか？なにか簡単に処理する方法があれば、教えていただきたいです。
（岩手県・及川慎一さん/仮名・40代）

玉置泰司

一般社団法人日本定置漁業協会専務理事

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クラゲ対策は網や対策法により費用も異なるので、メーカーに相談するのがおすすめです

大型クラゲによる漁業被害の規模は大きく、全国でその対策に悩まれている漁業者の方が多くいます。

当協会でも大型クラゲ発生の問題に関して定置網関係者の知恵と努力を結集し、問題解決に向けて取り組んでおります。

ご相談の件につきましては、国立研究開発法人水産研究・教育機構による「漁具改良マニュアル～大型クラゲ対策のために～第４（平成21年）」が、定置網や底引網を中心に、これまで行われてきた大型クラゲによる漁業被害を軽減するための対策技術を紹介しています。

そのなかには、網から大型クラゲだけを逃がす対策網などの事例も掲載されています。

定置網の場合、漁場によって海況や網の規模、漁獲対象の魚種が異なるため、それぞれの漁場の特性に合わせた大型クラゲ対策網の設計が必要になります。

特に網の規模や対策法によって費用も大きく異なるため、漁具開発メーカーにご相談されることをおすすめいたします。

当協会でも相談は受付けていますので、ご連絡いただいても構いません。