山形県で名産のサクランボ「佐藤錦」をハウス栽培しています。
ハウスの外での作業も多いので、冬は寒さ対策をした服装にしていますが、厚着だと動きにくいですし、暖房の効いたハウス内や雪下ろしで体を動かしたりすると汗をかいてしまいます。
いつもは薄手のものを数枚着て、ハウスの外に出るときだけ防風機能のあるアウターを羽織るようにしています。
しかし、着たり脱いだりするのは面倒ですし、脱いだものを置いた場所を忘れたりしてイラっとすることもあります。
そこで、スイッチを入れると暖かくなる「電熱ベスト」を買おうかと考えています。
薄着でも暖かいでしょうし、暑くなったらスイッチを切ればいいので、便利かなと思うのですが、いろんな商品があるようなので、何を基準に選べばいいのでしょうか?
(山形県・工藤さん/仮名・40代)
鈴木悠耶
株式会社ワークマン広報
どんな場所で何時間くらい着用したいのかを考えましょう
現在、さまざまなメーカーから電熱ベストが発売されていますので、どれを選べばいいのか迷ってしまうかもしれませんね。
そこで、ご自分が電熱ベストを着用したい環境のニーズに合った商品を選んでみてください。
たとえば、インナーの上にアウターとして直接、電熱ベストを着たいのなら、厚手タイプの電熱ベストがおすすめです。
ただし動きやすさを重視する場合には、少し薄手のインナーベストを着ても問題ありません。
最近はどのメーカーの商品も温度調整ができるようになっていますが、もちろん高温になるほど電気使用量は多くなり、バッテリーの持続が悪くなります。
バッテリー容量に対応するおよその使用可能時間は説明書に記載されていると思いますので、ご自分がどのくらいの時間着用したいのかを考慮して参考にすると良いでしょう。
また、とにかく電熱線の数が多い(暖かい範囲が広い)ほうが良いと思われがちですが、電熱線が通っているところは少し硬くなっているため、動くときに邪魔に感じやすくなりますのでご注意ください。
したがって、電熱ベストは、
1、作業場所の温度
2、使用する時の動きやすさ
3、電熱の持続時間
4、ベスト本体の機能性
を選択基準にするのが良いと思います。
暖かさや動きやすさを求めるのはもちろんですが、農作業には泥汚れや水がつきものですので、洗濯可能か、また撥水機能があるのかはぜひ確認していただいたほうが良いと思います。
ちなみに弊社商品の中ですと、外で動くことが多い方におすすめなのが「WZ5100/5100R Wind Core(ウィンドコア) ヒーターベスト」です。
こちらは厚手になっていますので、ヒーターを付けなくても暖かいうえに、防風・撥水機能付きで荒天候にも対応できるのが魅力です。
動きやすさを重視するなら「Wind Core(ウィンドコア) ヒーターインナーベスト」をお試しください。