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ミニトマトのアイコを栽培していますが、適切な灌水量がわかりません

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ミニトマトのアイコを栽培していますが、適切な灌水量がわかりません

今年からアイコを育てている農家です。トマトは乾燥気味に育てるものだと思っていましたが、周辺の農家からアイコはたっぷりと水やりをするほうが良いと聞きました。

しかし、どれくらい灌水すればいいのか聞いてみても、みんな言うことが違って悩んでいます。

適切な灌水量や方法について教えて下さい。

中島洋治

とまと家

アイコは生育状況により適切な水分量が異なります

アイコ栽培の灌水のポイント


アイコは、生育の状況により水分量を変えることが重要です。

また、一般的なトマト栽培において糖度を高めたいのであれば、水分量は少なめにした方がいいと言われていますが、アイコの糖度を高める際も同様です。

定植から果実肥大期の潅水量をできるだけ少なくし、ストレスを与えることで、果実への水分量を抑え、糖度を高めます。

アイコの糖度については、こちらの記事をご覧ください
(関連記事:「トマトのアイコの糖度はどれくらい?糖度を高める方法を教えてください」)



作型ごとの適切な水やり方法


2つの主な栽培型ごとに、水やりのポイントについて紹介します。

雨除け栽培


雨よけ設備や雨除け屋根などを設置するだけで潅水量を調整しやすくなります。しかし、雨除け栽培では急な大雨が降った場合には注意が必要です。

乾燥状態から一度に大量の水分を吸収してしまうと、裂果に強く落下しにくいアイコでも、裂果の可能性が高まります。

大雨による影響をできるだけ少なくするため、高畝にして、トマトの畝に直接雨が入らないようにするなどの工夫が必要です。


施設栽培


ビニールハウスで施設栽培を行うメリットは、自然の降雨に影響されることなく、灌水管理をコントロールできる点です。

トマトの生育状況に合わせ、潅水管理を行いましょう。

アイコ栽培は生育過程に合わせた適切な水やりが必要


アイコは一般的なトマトより多い水分量でも糖度が高い果実をつけることができますが、大雨の影響を受ければ裂果や品質低下につながってしまいます。

栽培方法や生育状況によって細かな水分管理を行うことが、糖度が高いアイコを収穫するポイントです。

このお悩みの監修者

中島洋治

とまと家

国内種苗会社に入社後、原種トマトの知識を深めるため南米にトマト留学。帰国後はビル屋上でのトマト栽培や海外のトマト栽培コンサルタントを行う。「トマトがあれば〜何でもできる!」を合い言葉に、「とまと家」としてトマトの魅力発信活動を主催。

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