トマトのアイコの糖度はどれくらい？糖度を高める方法を教えてください

アイコの平均糖度は8〜10度。工夫次第でそれ以上の甘さにも

アイコの平均的な糖度

アイコは薄皮で果肉が分厚く酸味が少ないため、トマトが嫌いな子どもでもフルーツ感覚で食べられる人気の品種です。

アイコと他のトマトの糖度比較

（ミニトマト）
・アイコ　糖度：8〜10度
・キャロル10　糖度：7〜9度
・CF千果　糖度：7〜8度
・イエローアイコ　糖度：8〜9度
・CFプチぷよ　糖度：7〜9度

（中玉トマト）
・ソプラノトマト　糖度：7〜8度
・フルティカトマト　糖度：6〜7度

（大玉トマト）
・桃太郎　糖度：5〜6度
・パルト　糖度：5〜6度

ミニトマトは大玉トマトより実が小さいことから甘さが凝縮され、平均的に糖度は高い傾向にありますが、その中でもアイコは高い品種です。

アイコの糖度の高め方

トマトの新品種アイコは、育て方次第で糖度12くらいまで上げることができると言われています。

糖度を高めることで、高単価で出荷することも可能になります。以下では、トマトの糖度を高めるポイントをご紹介します。

潅水量

一般的なトマト栽培では、水分量は少なめにした方がいいと言われていますが、アイコの糖度を高める際も同様です。

定植から果実肥大期の潅水量をできるだけ少なくし、ストレスを与えることで、果実への水分量を抑え、糖度を高めます。

土壌作りは水はけを良く

水分量と合わせて、土壌作りにも注意が必要です。水はけが悪い土壌には、有機物質や砂を混ぜると良いでしょう。

光合成を抑えすぎない

トマト栽培では（特に夏秋栽培）、高温による日焼け対策として遮光を行いますが、高糖度栽培の場合は過度な遮光を行わず、トマトができる日射量を減らしすぎないようにしましょう。

またアイコは、裂果に強く落下しにくいという特徴があります。そのため、大玉トマトのように収穫後に追熟せず、ほかのミニトマトと同様に色がまわりきってから収穫しましょう。

ただし収穫が遅れると食味が落ちるため、収穫のタイミングを見極めましょう。