米作りをはじめたばかりの農家です。試行錯誤しながら育てていますが、米作りの際に生えてくる雑草に苦労しています。
抜いても抜いても生えてきますし、薬剤を撒いてみても思ったような効果が出ないこともあります。
稲作での雑草対策はどうすればいいのでしょうか?
米作りをはじめたばかりの農家です。試行錯誤しながら育てていますが、米作りの際に生えてくる雑草に苦労しています。
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佐々木茂安
日本のお米をおいしくしたい。佐々木農業研究会代表/農業経営技術コンサルタント
雑草の種類を知り、耕種的・化学的防除を行いましょう
田んぼに生えてくる雑草
除草で大切なのは、まず雑草がどんな植物であるのかを知ることです。
当たり前ですが、「雑草」という名前の植物はありません。
雑草の種類により、発生しやすい時期や効く薬剤が違うので、米作りを行っているとよく出てくる雑草の名前や性質を理解しましょう。
ノビエ
ノビエは稗(ひえ)の仲間です。
田んぼにいつの間にか生えてくるイネ科の植物で、米と見分けがつきにくい外観です。
稲の条間に生えてきて、成長スピードは稲に勝ります。そのため、稲なのかノビエなのか見抜く必要があります。
見分けるポイントは、稲には葉と茎の境目に葉耳と呼ばれる毛が生えていることです。ノビエには生えていないので、注意深く観察してみましょう。
ヒエの対策については、こちらもご覧ください
「米作りをしています。混在してしまったアワやヒエを稲から取り除く方法を教えて」
ホタルイ
ホタルイはカヤツリグサ科の植物で、日本各地の沼地や湿地帯に数多く生息しています。水を張った田んぼは、ホタルイが生息しやすい環境です。
田んぼによく生えてくるのは「イヌホタルイ」という種類で、ホタルイの中でも生命力が強いのが特徴です。
除去が非常に難しく、多くの種を飛ばすため、除去したとしてもすぐに生えてきてしまうことがあります。
天地返しをしても、種は10年以上休眠できるので、気づいたらまた生えているという、厄介な雑草です。
クサネム
クサネムはマメ科の一年生雑草(年中通して生えてくる雑草)です。
5月~11月までの長期間発生し、発芽後は水面を浮遊して、主に畦畔の際で根付きま
す。
クサネムの種子は玄米と同程度の大きさのため、収穫時にコンタミ(異物が混入すること)し、翌年の種籾に交じってしまうこともあります。そのため、米の等級を下げる原因にもなります。
田んぼが冠水した状態よりも、水を抜いた後の土が湿っている状態や畑地になっている状態の方が発芽しやすいので、生育中期以降は特に注意しましょう。
雑草の防除方法
雑草の防除には、圃場の環境を整えて雑草が生えにくくする「耕種的防除」と、化学薬剤を使用して防除する「化学的防除」を行います。
田植えと同時の除草作業では、田植えが早いと雑草の発生が遅くなり、薬剤の効果がなくなってから雑草が芽を出すことで失敗しやすくなります。
また、稲の根が張らないことで、栄養の取り合いに稲が負けてしまうこともあるので、除草剤使用後は、効果持続のため田面を露出しないように、きちんと水管理を行うことが大切です。
耕種的防除
雑草を防除するためには、いくつかの方法がありますが、 まずは耕起(作土の掘り起こし)をしっかりと行い、代掻きも行いましょう。
また、抜き取りなど雑草の種を残さないように注意することが大切です。
化学的防除
雑草の防除には、除草剤を使用するのが一般的です。最近では、定植と同時に施用する「一発除草剤」を施用する農家さんが多くなってきています。
一発除草剤の「テフリルトリオン」や「ピラクロニル」は、雑草の発芽を抑制する効果があるため、1年間圃場内の雑草の発生を軽減させることが可能です。
それでも雑草が生えてくる場合には、「クリンチャー」や「ゲパード」といった「中後期除草剤」を使用します。中後期除草剤はある程度大きくなってしまった雑草にも効き目があります。
降雨による薬剤流出がないように、除草剤を散布します。また、ジャンボ剤、豆粒剤の使用は避け、薬剤の効果のムラをなくすことが大事です。
また、圃場内だけでなく、畦にも除草の対策をしておきましょう。
畦も放っておくと雑草が生い茂り、圃場内に匍匐茎(ほふくけい)が入り込んでくることもあります。
畦は「ラウンドアップ」や「バスタ」といった薬剤を使用するか、草刈機を使い定期的に刈り取ります。
中でもバスタは表面の草だけを枯らすものなので、畦崩れなどの心配はありません。
中耕除草
播種してから生育中期になるまでの間に「中耕除草」をして、根の周りの雑草を取り除く除草方法です。中耕とは、生育の途中で根ぎわの表土を浅く耕すことで、雑草を防除する効果もあるので「中耕除草」と呼ばれます。
中耕除草は、管理機やテーラーなどを条間にセットし引っ張ります。根付いていない雑草を土壌から剥がし、枯死させるのです。
さらに、中耕除草には除草効果だけでなく、土中の有害ガスを抜いたり、酸素不足になった土に酸素を入れてあげる効果もあります。
この方法は薬剤を使用しないため、無農薬栽培をしたい農家さんにもおすすめです。
稲作に使う農機具についてはこちらをご覧ください
「米作りにはどんな機械が必要なのでしょうか?」
合鴨農法
合鴨を使った除草方法もあります。 合鴨は畑に出てきた雑草だけでなく、害虫も食べてくれます。また、泳ぎ回る際に足で小さな地表面に生えている雑草を浮き上がらせる効果もあります。
さらに、合鴨の糞はそのまま土中で分解され、稲の養分になります。
合鴨農法で生産された米は高値で取り引きされ、販路も安定している傾向があります。
ただし、カラスや猛禽類から合鴨を守る必要性があるので、獣害対策を圃場の四方だけでなく、田んぼの上部にまで張り巡らさなければなりません。
また、田んぼに放し飼いにするまで、合鴨を飼育し、訓練するなどの手間がかかり、合鴨のひなの購入代金や飼育代もかかるので、無農薬栽培や有機栽培を行っている農家さんにおすすめです。
さらに、自動抑草ロボット「アイガモロボ」の開発も進んでいます。
代掻き後の水田をロボットが自動で泳ぎ回り、スクリューで泥を巻き上げることで光を遮り、水面下にある雑草の成長を抑制します。
除草剤を使わずに雑草が生えにくい状態をつくることで、除草にかかる労力の削減効果が期待されています。
このお悩みの監修者
佐々木茂安
日本のお米をおいしくしたい。佐々木農業研究会代表/農業経営技術コンサルタント
滋賀県の改良普及職及び研究職を経て、2014年に「佐々木農業研究会」を設立。農業経営技術コンサルタントとして、栽培技術の指導や農業生産者の自己研鑽活動を支援。会員は秋田から愛媛まで80人。日本水稲品質・食味研究会および日本科学者会議(支部は滋賀県)会員