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舞茸の種菌の種類や扱う際の注意点を教えてほしい

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舞茸の種菌の種類や扱う際の注意点を教えてほしい

最近、付加価値がついた舞茸の人気が高くなっていると聞き、新しく舞茸栽培を検討し始めるようになりました。

しかし、仲間から「舞茸の種菌はとても繊細な上に扱いが大変難しい」という話も耳にしており、失敗が怖くてなかなか始められません。

今後の栽培を検討するにあたり、種菌の接種方法や、扱う際の注意点を詳しく教えてほしいです。

大賀祥治

九州大学 名誉教授、中国吉林農業大学 教授

舞茸の種菌は雑菌に弱いため、雑菌の侵入に注意して扱うことが重要です

舞茸の種菌とは


舞茸の種菌とは、舞茸菌を純粋培養したものです。

舞茸は原木、菌床と2種類の栽培方法がありますが、いずれの栽培方法でも種菌が必要となります。

・原木栽培・・・殺菌・放冷をした短木に種菌を撒いて栽培
・菌床栽培・・・栄養体やオカクズを混ぜ合わせた菌床に種菌を撒いて栽培



種菌を扱う際の注意点


舞茸の種菌を扱う際は、以下のような注意をする必要があります。

種菌に雑菌が付着しないようにする


舞茸は菌類の中でも栽培が難しいと言われる品目です。

他のきのこに比べて菌が弱いため、雑菌を侵入させないことが重要となります。

種菌を菌床、または原木へ接種する際に、外部からの雑菌が付着してしまうと、舞茸の菌がうまく蔓延しません。

接種の際は素手ではなく、新品の手袋などを付けて作業します。

種菌の入った瓶を開封する際や接種する際は、必ず清潔な空間で素早く行うようにしましょう。


容量を守り適切な量の種菌を撒く


舞茸の種菌を接種する場合は、必ず適切な量を撒くようにしましょう。

種菌の量が過剰、または少ないと、菌の蔓延がうまくいかず発生しないケースがあります。

具体的な種菌の目安量は以下の通りです。

原木栽培・・・15センチのほだ木1本に対して40~50cc程度
菌床栽培・・・1ブロックの菌床に対して40cc程度


接種する際は、上記の目安量をよく守ったうえで作業しましょう。

また、一部分に接種するのではなく、菌床・ほだ木にまんべんなく種菌が付くように接種することが重要です。

おたまなどを使って種菌がしっかり付着するように押さえつけながら行います。

舞茸の栽培方法についてはこちらをご覧ください
舞茸の栽培方法が知りたい。手順やスケジュールについて教えて



種菌の種類


一般的にきのこの菌は、棒駒種菌と鋸屑(のこくず)種菌の2種類があります。きのこ栽培では、原木で棒駒種菌、菌床で鋸屑種菌を用いるのが一般的です。

しかし舞茸の種菌は棒駒種菌がなく、鋸屑種菌の1種類しかありません。鋸屑種菌は小さい粒状の種菌です。

舞茸栽培では、原木・菌床に関わらず粉状の鋸屑種菌を使って栽培します。

菌床栽培のメリット・デメリットについてはこちらをご覧ください
舞茸を菌床栽培する際のメリット・デメリットを知りたい

このお悩みの監修者

大賀祥治

九州大学 名誉教授、中国吉林農業大学 教授

農学博士。専門は、きのこ学、森林資源学。とくに食用・薬用キノコの生理特性や生産技術、森林の木材腐朽菌および菌根菌を研究し、九州大学発ベンチャー企業「株式会社マッシュピア」「ヒマラヤンバイオ・ジャパン株式会社」の各々会長、代表も務めている。

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