定置網の仕立て方がわかりません。どうやればいいのか教えてください

魚が逃げないように縫い合わせましょう。業者に委託することも可能です

定置網の仕立てとは？

定置網に使われる網は、網の原料となるナイロン、ポリエチレン、ポリエステルを繊維メーカーから購入し、網地にしてから所要の形状に裁断して、ロープや浮玉などの漁具を縫い合わせて、漁網に仕上げます。

これらの工程を「仕立て」といいます。

仕立ては手作業で行われます。

縫い合わせに弛みがあったり、縫い合わせる場所を間違えると、網に入った魚が逃げてしまうなど、漁に影響を及ぼします。

仕立ての方法

仕立ては、網針（あばり）という道具を使って網を縫います。

網針の準備については詳しく紹介している動画があるので、参考にしてみてください。

1.下調べ

網を作っても設置する場所やサイズ、型式が漁場に合っていないと魚が入ってきません。

どのような網に仕立てるのか、設計することが重要です。

2.縫い合わせ

網の結び目が甘かったり、緩くなってしまう縫い方だと、網が流れてしまったり、網が破れる原因になります。

作業の速さよりも確実に縫うことが重要です。

縫い合わせについては詳しく紹介している動画があります。

・太いロープに網を縫う方法：https://youtu.be/jJ5NRQt3vgA
・網と網をつなげる網合わせの方法：https://youtu.be/uPBkHbxxdlk
・網目を折り返してロープへ仕立てる方法：https://youtu.be/uuCzv3rNzQE
・網目の大きさが違う網を合わせる方法：https://youtu.be/JFTiADOXCmY

仕立てを委託する

最近では、漁網の仕立てを漁網メーカーに委託することが増えてきました。

周辺に仕立てを依頼できるメーカーがいなかったり、予算が合わなかったりした場合は自分で行う必要がありますが、メーカーに委託すれば、時間や手間を削減することが可能です。

仕立ての委託については、漁協や近隣の漁網メーカーに問い合わせてみましょう。